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カナダ・スコーミッシュクライミング&ウィスラートレッキングⅥ

2018-08-24 19:39:43 | 日記

「スカイウォーカー」登った人へのご褒美 シャノンフォール(225m)落ち口の絶景

  今日はいよいよ、チーフの頂を目指す  色々情報集めたが、やはり「Squamish Buttress」がメインルートらしい、しかし・・・・核心は5.10cのクラック A0で回避できると言う人もいるし、「クライムオン」で買った最新「Gearlooptopo」でも核心出口にピトンがあるようだ しかも「can be aided」となっている  まあ、こちらには頼もしい12クライマーもいるし  で、

作戦会議の結果:目標はチーフ登頂 そのためには、出来るだけ体力温存、軽量化  以上勘案し、駐車場から徒歩で「ブロードウェイ」へ登る、つまり「バナナの皮」終了点へ、そこから登攀開始 具体的には 「Boomstick Crack:5.8」2ピッチ~コンテでスラブ&樹林帯を登り10分程度? 上部壁に当たったところで右へトラバース~バットレス取り付~「Squamish Buttress:5.10c」7ピッチ~Top of 「The Chief South Peak」 \(^(エ)^)/  で行きましょう!

超人気コースなんでやはり早出6時、ただエプロンを登攀しない分、バットレス取り付きには早く着けるかも

ブロードウェイをノーロープで登る バナナ・・の終了点が見えてきた ここを右上のクラックへ飛び移るのがBoomstick Crack:5.8

7時前に到着 さすがにブロードウェイ到着は一番乗り ゆっくり登攀準備

ところが、すぐに、すごい勢いで登ってきたガイドバーティー、走って登ってきた、ホンマ で、器具使わずセカンドビレー、これまた駆け上がって来たセカンドがそのままBoomstickへ取り付いて風のように行ってしまった  我々唖然  早いなんてモンじゃなかった  まるでロープ付けたトレラン

Boomstick 1Pのガイドパーティ カムで最初だけ支点取った

あとはすぐに視界から消えた  聞けば「300回? 200回は登っている」とのこと  さもありなん

では、例によって朝だけ元気なおじさんからリード 出だし核心 特に背がないときついかも 同じように上のクラックでカム1つ あと途中で2個くらい打って1P目終了40m5.8

ジグザグの易しいクラックを登り、黒いフィックスロープが見えるところまで20~30メートル  ここからコンテ  何となく踏み跡があるのでそれに従い左のガリー(South Gully)を見ながら登り、突き当たりの壁(バットレス)を右に行くと・・・

いよいよバットレス取り付きです 例によって午前だけ元気なおじさんが1P目開始 カブリ気味棚状フェースを登ったところにハンガーボルトあり、その上ちょっと悪くて5.8

サウスガリーを挟んだ反対側の垂壁

基本的にこのサウスガリー右のリッジを登る

2P目 5.5の短いクラックリード Eニン

3P目~4P5.6くらいのクラック&フェース  素直に登れば、それがルート  5P目のクラックが見えたところで木でビレー

5P出だしの5.8ショートクラック 更に左上の5.9のクラック登ると・・・・ 

核心のクラックが見えてくる  6P目下部10a、上部10cのクラック  

ここで先行パーティ交代  ちなみにここまで、無人でした  

10aダブルクラック 右側が易しそうに見えるけど

まあT子様にお任せです、もう

 

 

いよいよ上部核心突入 上部にハーケンあるはずなんだけど 見えない

 

 

  やはりハーケン等 支点ゼロ

ちょっと離れたところから・・・・

 右へ、左へ、弱点を探す T子女史  あんなところで粘れるだけでもスゴイ 既に30分以上経ってます

 

 ここからの眺めがまた秀逸   広いテラス テント何張りもOK

 何とか抜け口を見つけ 乗り越すT子女史  お見事!!

 セカンド Mさん

 もうA0嵐

 この辺、相当つらそう

 結局 我がチームもセカンドとして上げてもらう

 我々全員が上がり始めたので、6P取り付きの棚に上がってきた後続2人組 それまでは、ずっと5Pの下で待っててくれたようです。 やはりここでの掟は、先行パーティがいるときには「追いつかない」  不要なプレッシャーを与えないように・・・と言う配慮でしょうか?  我々も、もちろん見習いました    彼らとは、気持ちよい挨拶を交わし、殿(しんがり)として、すべての支点を回収しながら核心10cを楽しませてもらいました!

 7Pは通称「Zig-zag」ルートはまさにそのとおり、ジグザグに高度を上げます  セカンドEニン&絶景

 核心を越えたので、余裕で景色を楽しめます

 7P終了 

 T子女史パーティはロープ畳んでますが、こちらはそのままコンテで最終8P(5.5のスラブ)

 いよいよ頂上です

The Chief South Peak  頂上  \(^(エ)^)/  

 思いの外というか、やっぱりというか、厳しい10cでした  でも他のピッチはとっても快適 噂どおりの好ルートでした

ホントのてっぺんはこちらです

 頂上には一般道を登ってきたハイカーの人たちが一杯

 お昼を食べ、絶景を楽しみ靴を履き替えて下山

 鎖場から

 こんな気持ちの良い樹林帯を歩きます  日本と違うのは下草がない!

強い日差しが遮られまことに快適

バランスロック  試しに押してみたけどびくともしなかった(もっとも押して動きでもしたら即大参事)

 たった2点で支えられてる 

 フィニッシュはチーフテント場  林間の快適そうなテントサイト   区画がお互いすごく離れてます 

 料金は黄色い箱に入れるらしい  ただ、シャワーだけはサイト外の公営施設を借りるとのこと 

 下山 今登ったチーフを見上げる

 左端のスカイラインを登った

 Pからエプロンへの取り付き表示

 

 今晩は、絶対行こうと思っていた・・・・こちらへ   とてもクライマーに優しいお店です 特に火曜日は得点満載 今日は火曜日  宿から歩いて5分なのもうれしい

 ハチドリ!   こういう鳥が普通にいるなんて

 うわ Eニン頼んだ料理、見るからにうまそう!

 こちらのサラダも

 ハンバーガーも

 写真忘れたけど、もちろんお店自家製クラフトビールも最高でした

 なんと言っても、今日がんばって登ったバットレスを眺めながらの一杯は格別です

 「マルチを登ってチーフの頂上に立つ」 目的達成 充実感でいっぱいの夜は満ち足りた気持ちで暮れていくのでありました   あとはもう余生だな  ( ̄  ̄) (_ _)うん

今日のルート 右下から登り初め、樹林が切れたところから左上する「Boomstick Crack : 2P」 コンテで黄← バットレス取り付き~7P+1Pで 「Chief South Peak」  頂上 黄↓ 超充実の一日でした

 

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