三つ峠裏登山道へ行く道の途中から
レスキュー技術は常に反復練習しないとすぐに忘れます 還暦近いおっさんはなおさらです
と言うことで、日本アルパインガイド協会(http://www.agsj.org/)のレスキュー講習参加です
雲の下に河口湖
定宿「四季楽園」テラスも晩秋のよそおい
でもまあ岩場にはそこそこのクライマー
登攀不能になったセカンドをどう救助に行く? 「カウンターラペル編:垂壁まで」
1マイクロトラクション等へ荷重を移動し確保器を回収 (最悪の事態に備えバックアップ必須)
2安全環2つで支点構築、メインロープを通す
3カウンターラペルのセット:フリーのロープへ下降器(8環等)+バックアップ(マッシャー等)をセット
4救助者の体重+αで事故者を少し引き上げマイクロトラクション等を回収
(この時8環を支点へ密着させて回収作業をすると楽)
下写真は下降準備完了の図
5救助のため下降、事故者へ近づく
6スリング等で事故者ロープ(フレンチ)と救助者(ビレーループ)を連結
7同時降り
登攀不能になったセカンドをどう救助に行く? 「カウンターラペル編:オーバーハング」
1~4までは上と同じ
5ハング内側の事故者に近づけるように自分とテンションロープをヌンチャクで連結しカウンターラペル
下写真のように最終支点はテンションがかかって外れず、このままでは支点の回収も救助も不可
6補助ロープを使い、一端を安環で事故者へ、もう一方を最終支点を通して救助者へ半マスト&仮固定で連結(補助ロープはVの字なっている)
7救助者が下降することにより、荷重をカウンターロープへ移す
82人の荷重がすべてカウンターロープへ移りメインロープがフリーになりランナー回収
9救助者の仮固定を解除し下降、バックアップで下降停止 カウンターロープ回収
10ヌンチャクが付いたままカウンターラペル同時降り
一日好いお天気の中で講習に励めました
小屋へ帰ると・・・立派な干し柿ですこと
翌日 日の出6:20ごろ
ナカナカの朝焼けでした
今日はまず三つ峠山頂へ 知らなかった こんなに整備されてたなんて もっと下まで整備される予定だそうです
天狗の踊り場へ イヤハヤ素晴らしいお天気で しかも風もなくポカポカ陽気 アイゼントレの方は暑いでしょう
さて、まずは事故者の降ろし技術 カウンターラペル編
素晴らしい高度感での2人降り バックアップないので真剣にやらんと
ここはちょうど四季楽園と同じくらいの高度
まあ、セットはどうってことないんですが・・・事故者ロープにフレンチで連結
こんな感じで2人同時降り・・・・でこの後にコブ(例えばロープのつなぎ目)を通過しなきゃならないという課題
1コブの手前で停止
2コブの下にもう一つマッシャー構築
38環の穴に指2~3本突っ込み仮固定
4上のマッシャー解除回収
5下降再開
68環なら素通しでコブ通過(ATC等の場合、下降器上部にシャント等でカウンター支点構築、半マスト仮固定、カウンターロープへ荷重移動、下降器をコブの下にセットしなおし、メインロープへ荷重再移動)
7下降
あとは、四段ハングの空中懸垂下降を楽しんで
逆Vハングで懸垂失敗事故者の救助、上から同一ロープ救助編等を行い めでたくお開きとなりました
さて今週末は甲府兜岩クライミング予定でございます (^(エ)^)ノ
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