OPANDA

クライミング!  ダイビング!!  旅行!!!  映画!!!!  温泉!!!!!  哲学? 

2009/27-29:八が岳アルパインクライミング

2009-12-30 09:05:36 | 山行

 本年最後の山は・・・・八が岳

12・27(日)  

今日は入山だけ・・・にしては良い天気すぎる!

美濃戸から眺める阿弥陀岳

遅い入山なので赤岳山荘に着く前に暗くなって来た  半月が煌々と

赤岳鉱泉と言えば美味しい食事  今日は寄せ鍋と鮭のムニエルがメインでした

12・28(月)  夜中は星がまたたいていたのに・・・・・明け方から雪が・・・

ま、まずは朝食 サンマの開き  脂が乗っててうま~

んなことしてるうちに、外は吹雪に・・・今日の予定は「日の岳稜」でしたが中止

アイスキャンディで遊ぶかっつうことになりました

こんな天気の中・・・・貸切です

子キャンディで、こんなこともやってみました

わかりますか?   そ、「V字スレッド」です。  雪山で懸垂下降をするとき有効です

この後OPANDAも加重に加わりH松さんとガンガン体重かけましたが、大丈夫でした。

アップ 長めのスクリューで、2方向から穴を掘り進め貫通させます(これが難しい、最初は2本の穴がなかなかつながりません)。 そしてシュリンゲ等を通して、それにカラピナ&ロープをかけ懸垂するという訳・・・・カラピナとシュリンゲは残置(回収方法もあるようだがしらん)   こころ細い気がするけどちゃんとした氷なら頑丈ですよ

あとはペンキでマークして手足限定で難コースにチャレンジ

午後3時には腕がパンパン  おまけに、もう、寒くて、寒くて・・・・終了しました

今晩は牛肉陶板焼き!  この霜降り牛が柔らかくて美味

知り合いとバッタリ! 他のガイドさんも加わり、遅くまで盛り上がりました

(お陰で翌日私の後ろを登ってきた人はウィスキー臭かったそうです)

12・29(火) 一夜明けると快晴、無風!

二日酔いでもうまい朝飯

大同心稜をつめます  途中硫黄岳方面に氷柱発見

下は良く登る「ナイアガラ大滝」  その上に1スジ、面白そう

はい、今日の登攀対象はここ! そう大同心

左から、赤岳、中岳、阿弥陀岳

左から、南アルプス、御嶽山、乗鞍、北アルプス

朝から踏み跡があったので、先行者がいた事はわかってたが・・・・まさか同じ「大同心南稜」とは!

それほどマイナーなルートです。    4人2パーティもいたので、諦めて小同心へ行き掛けると、ルートがわからないらしく、譲ってくれました。  ラッキー! 

これは1P目終わって、そこで停滞してる先行パーティ   

ここは簡単です 我々はランナーとらずに終了

2P目  これが悪い!  確かに来た事なければ、これがルートとは思えないトラバース

しかし、リングボルトX2とハンガーボルト1つあります 見えにくいけど その後直上

3P目 右にちょっとトラバース(支点なし!)してからかぶり気味のフェースを直上 ここが下部の核心かなあ

ここを越すとやっと日にあたります・・・・それまでは地獄の寒さ やはり強風です

3P目後半のF田ガイド 

4P目、簡単なトラバース ビレーをしてる校長の後ろが 大同心のドーム  頭です。

ここをアブミで乗り越すと終了点

こいつです  左下ハンガーボルトが目印  これを直上  =雲稜ルートの最終ピッチ

んが、強風の為 これにて終了  アブミが風であおられ危険だからです

ま、しゃーねーや、これは雲稜ルートのためにとっておきますか。

本日のキャスト、校長&F田ガイド 「生徒1-先生2」の豪華版でございました。

稜線も間近  登山者2人

しばし景色を堪能

はるか下方にベースとなる赤岳鉱泉  右上は諏訪湖

北アルプス   右の壁がドームの頭

やっと登ってきた後続・・・よかったですね諦めないで

これでよくわかるでしょう?  一番上が3P目の終了点ビレー中のリード  その下が3P目登攀中のセカンド 一番下が2P目終了点  こう見ると難しそう?  確かに小同心クラックよりは難しいと思う

 

ちょっと角度を変えて

大同心南稜  ほぼ全容です

はい、無事赤岳鉱泉まで降りてきました  左奥は赤岳、右奥は阿弥陀岳

こいつの右端を登ったわけだ

2009年最後の登攀も無事、気持ちよく終了することが出来ました

おまけに「おばちゃんNアイス」もそろそろ登れるかなあ?

 本年もご覧頂きありがとうございました。

来年もよろしくま! (^(エ)^) ノ

 新年は雲仙か?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする