日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(965)「連言除去の規則」と「ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ)」。

2021-08-31 15:51:21 | 論理

(01)
1  (1) ~(□∨~□)  A
 2 (2)   □      A
 2 (3)   □∨~□   2∨I
12 (4) ~(□∨~□)&
        (□∨~□)  13&I
1  (5)  ~□      24RAA
1  (6)   □∨~□   5∨I
1  (7) ~(□∨~□)&
        (□∨~□)  16&I
   (8)~~(□∨~□)  17RAA
   (9)   □∨~□   8DN
従って、
(01)により、
(02)
① □∨~□
① □であるか、または、□ではない。
である所の「排中律」は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(02)により、
(03)
② P→(排中律)
④ Q→(排中律)
であれば、
② P→(真)
④ Q→(真)
である。
然るに、
(04)
(ⅰ)真→(真)
(ⅱ)真→(偽)
(ⅲ)偽→(真)
(ⅳ)偽→(偽)
に於いて、
(ⅱ)以外は、3つとも、「真」である。
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)真→(真)
(ⅲ)偽→(真)
は、両方とも、「真」である。
従って、
(03)(04)(05)により、
(06)
② P→(排中律)
④ Q→(排中律)
であれば、
② P→(真)
④ Q→(真)
であって、
② P→(真)
④ Q→(真)
であるならば、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(06)により、
(07)
② P→(排中律)
④ Q→(排中律)
に於いて、
② は、「恒真式(トートロジー)」であって、
④ も、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(08)
(ⅰ)
1  (1) (P&Q)→Q  A
1  (2)~(P&Q)∨Q  1含意の定義
 3 (3)~(P&Q)    A
 3 (4)~P∨~Q     3ド・モルガンの法則
 3 (5)~P∨~Q ∨Q  4∨I
  6(6)       Q  A
  6(7)~P∨~Q ∨Q  6∨I
1  (8)~P∨~Q ∨Q  23567∨E
1  (9)~P∨(~Q∨Q) 8結合法則
1  (ア) P→(~Q∨Q) 9含意の定義
(ⅱ)
1  (1) P→(~Q∨Q) A
1  (2)~P∨(~Q∨Q) 1含意の定義
1  (3)(~P∨~Q)∨Q 2結合法則
 4 (4)(~P∨~Q)   A
 4 (5)~(P& Q)   4ド・モルガンの法則
 4 (6)~(P& Q)∨Q 5∨I
  7(7)        Q A
  7(8)~(P& Q)∨Q 7∨I
1  (9)~(P& Q)∨Q 34678∨E
1  (ア) (P& Q)→Q 9含意の定義
(09)
(ⅲ)
1  (1) P→(Q→P)  A
1  (2)~P∨(Q→P)  1含意の定義
 3 (3)~P        A
 3 (4)~Q∨P∨~P   3∨I
  5(5)   (Q→P)  A
  5(6)   ~Q∨P   5含意の定義
  5(7)~Q∨P∨~P   6∨I
1  (8)~Q∨P∨~P   13457∨E
1  (9)~Q∨(P∨~P) 8結合法則
1  (ア) Q→(P∨~P) 9含意の定義
(ⅳ)
1  (1) Q→(P∨~P) A
1  (2)~Q∨(P∨~P) 1含意の定義
1  (3)(~Q∨P)∨~P 2結合法則
 4 (4)(~Q∨P)    A
 4 (5)  Q→P     4含意の定義
 4 (6)~P∨(Q→P)  5∨I
  7(7)       ~P A
  7(8)~P∨(Q→P)  7∨I
1  (9)~P∨(Q→P)  14678∨I
1  (ア) P→(Q→P)  9含意の定義
従って、
(08)(09)により、
(10)
①(P&Q)→Q
②  P→(~Q∨Q
③ P→(Q→P)
④ Q→(P∨~P
に於いて
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(10)により、
(11)
①(P&Q)→Q
②  P→(排中律
③ P→(Q→P)
④ Q→(排中律
に於いて
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(07)(11)により、
(12)
①(P&Q)→Q
③ P→(Q→P)
に於いて、すなはち、
①(Pであって、Qである)ならば、Qである。
③  Pであるならば(Qであるならば、Pである)。
に於いて、すなはち、
①「連言除去の規則」
③「ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ)」
に於いて、
① は、「恒真式(トートロジー)」であって、
③ も、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(13)
(ⅲ)
1(1)   P     A
1(2)~Q∨P     1∨I
1(3) Q→P     2含意の定義
 (4) P→(Q→P) 13CP
(ⅳ)
1(1)    P     A
1(2)~~Q∨P     1∨I
1(3) ~Q→P    2含意の定義
 (4)P→(~Q→P) 13CP
従って、
(13)により、
(14)
③ P→( Q→P)
④ P→(~Q→P)
に於いて、
③ が、「ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ)」であるならば、
④ も、「ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ)」である。
従って、
(12)(13)(14)により、
(15)
「番号」を付け直すとして、
①(P&Q)→Q
②  P→( Q→P)
③ P→(~Q→P)
に於いて、すなはち、
①(Pであって、Qである)ならば、Qである。
②  Pであるならば(Qであるならば、Pである)。
③  Pであるならば(Qでないならば、Pである)。
に於いて、すなはち、
①「連言除去の規則」
②「ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ)」
③「ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ)」
に於いて、
① は、「恒真式(トートロジー)」であって、
② も、「恒真式(トートロジー)」であって、
③ も、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(15)により、
(16)
①(Pであって、Qである)ならば、Qである。
②  Pであるならば(Qであっても、Qでなくとも、Pである)。
に於いて、すなはち、
①「連言除去の規則」
②「ルカジェヴィッツの公理(Ⅰ)」
に於いて、
① は、「恒真式(トートロジー)」であって、
② も、「恒真式(トートロジー)」である。