少し前になるが、「オーラの泉」という番組があって、
その中で美輪明宏さんが、よく
「ねんぴかんのんりき、いゃーい!!」
と大声で悪霊などを退散させていたのを眼にされた方もいるだろう。
あれは、観音経(正式には妙法蓮華経観世音菩薩普門品 第二十五、
ひゃー、漢字が多くて入力が大変なのだ…)の偈文に出てくる一節
「念彼観音力」
からきている。例えば
仮死興害意 推落大火坑 念彼観音力 火坑変成池
たとい害意ある者から大きな火の穴に落としこまれたとしても
観音の力を心に念ずれば火の穴は変じて池となる
(『マンガで読む観音経』(桑田二郎)より引用)
という意味の「観音の力を心に念ずれば」の部分にあたる。
呪文のように思っていた人も多いと思うが(まあ偈文であるがゆえ
一種の呪文のようなものではあるのだが、実際は結構お経の一節である。
もしかしたら、お葬式などでこのお経があげられているのを耳にされた
方もいるかも知れない。
日本人にとっては、般若心経などに次いでポピュラーなお経である。
ひとつにはそのようにしてよく耳にするチャンスがあるからということも
あるが、キリスト教には「マリア信仰」というのがあるように、
「観音様」という日本人にとって親しみのあるキャラクターが登場していることが
ポピュラリティーの大きな要因だと思う。
そしてポピュラーであるがゆえに、「葬式ソング」といわれることもある。
確かに、特に偈文になると上記の、
「○○○な状況において「観音の力を心に念ずれば」即座に解決する」
という文脈のオンパレードなので、内容(含蓄)のうすいお経と思われる可能性
は非常に高い。
そして今日紹介するのは、この一冊(全4巻なので、この四冊)、
『マンガで読む観音経』(桑田二郎)
この本は、そうした観音経への誤解、あるいは「ただありがたく、信じて
念じればよいのだ」というガチガチの固定観念に対して一石を投じたもの。
絵(マンガ)がきれいで、しかもユーモアがあり、すごく好感がもてる。
しかしながら、文字もゴルゴ13なみに多いぞ(笑)。
桑田氏はお経で語られていることは「方便」であり、その中に深い意味が
込められているという。そして瞑想から得たアイデアをもとにかなり深い洞察、
鋭い読み込みを行い、解説をされている。
もしかしたら一部の宗教家にとっては「厳しい」内容のものかも知れない。
私のように宗教的洞察の浅い人間にとっても大変読み応えがあり、
しかもワクワクするくらいに楽しいものだった。
ただし、書店にはあまり置いていない。私もたまたま古本屋さんでシリーズの
一冊を見つけて、続きが読みたくなったのだが、どこの書店にも置いてなかったので、
アマゾンで購入した(いやー、アマゾンは偉大だ)。
「方便」というと「嘘も方便」というが、
どっかの誰かさんがごたいそうにこの言葉を使っていたが、
あとで人をがっかりさせるような方便は、うそつきの保身にすぎない。
ともあれ、今後もより詳しく内容を紹介していきたいのだが、
そうなると、なにしろ漢字の入力が大変で(笑)、ちょっと考え中…。
うそはつきたくないので確約しない(笑)。
がんばろう、東日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
その中で美輪明宏さんが、よく
「ねんぴかんのんりき、いゃーい!!」
と大声で悪霊などを退散させていたのを眼にされた方もいるだろう。
あれは、観音経(正式には妙法蓮華経観世音菩薩普門品 第二十五、
ひゃー、漢字が多くて入力が大変なのだ…)の偈文に出てくる一節
「念彼観音力」
からきている。例えば
仮死興害意 推落大火坑 念彼観音力 火坑変成池
たとい害意ある者から大きな火の穴に落としこまれたとしても
観音の力を心に念ずれば火の穴は変じて池となる
(『マンガで読む観音経』(桑田二郎)より引用)
という意味の「観音の力を心に念ずれば」の部分にあたる。
呪文のように思っていた人も多いと思うが(まあ偈文であるがゆえ
一種の呪文のようなものではあるのだが、実際は結構お経の一節である。
もしかしたら、お葬式などでこのお経があげられているのを耳にされた
方もいるかも知れない。
日本人にとっては、般若心経などに次いでポピュラーなお経である。
ひとつにはそのようにしてよく耳にするチャンスがあるからということも
あるが、キリスト教には「マリア信仰」というのがあるように、
「観音様」という日本人にとって親しみのあるキャラクターが登場していることが
ポピュラリティーの大きな要因だと思う。
そしてポピュラーであるがゆえに、「葬式ソング」といわれることもある。
確かに、特に偈文になると上記の、
「○○○な状況において「観音の力を心に念ずれば」即座に解決する」
という文脈のオンパレードなので、内容(含蓄)のうすいお経と思われる可能性
は非常に高い。
そして今日紹介するのは、この一冊(全4巻なので、この四冊)、
『マンガで読む観音経』(桑田二郎)
この本は、そうした観音経への誤解、あるいは「ただありがたく、信じて
念じればよいのだ」というガチガチの固定観念に対して一石を投じたもの。
絵(マンガ)がきれいで、しかもユーモアがあり、すごく好感がもてる。
しかしながら、文字もゴルゴ13なみに多いぞ(笑)。
桑田氏はお経で語られていることは「方便」であり、その中に深い意味が
込められているという。そして瞑想から得たアイデアをもとにかなり深い洞察、
鋭い読み込みを行い、解説をされている。
もしかしたら一部の宗教家にとっては「厳しい」内容のものかも知れない。
私のように宗教的洞察の浅い人間にとっても大変読み応えがあり、
しかもワクワクするくらいに楽しいものだった。
ただし、書店にはあまり置いていない。私もたまたま古本屋さんでシリーズの
一冊を見つけて、続きが読みたくなったのだが、どこの書店にも置いてなかったので、
アマゾンで購入した(いやー、アマゾンは偉大だ)。
「方便」というと「嘘も方便」というが、
どっかの誰かさんがごたいそうにこの言葉を使っていたが、
あとで人をがっかりさせるような方便は、うそつきの保身にすぎない。
ともあれ、今後もより詳しく内容を紹介していきたいのだが、
そうなると、なにしろ漢字の入力が大変で(笑)、ちょっと考え中…。
うそはつきたくないので確約しない(笑)。
がんばろう、東日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト