勉強の秋キャンペーンがグイグイと進行中です。先週は「数研チャレンジ」に挑戦。なかなかてごわい問題もありましたが、「ヒラメキと直感勝負や!」と大奮闘してくれた人もいましたね。
さて、その勉強の秋キャンペーン、国語では恒例となった「作文コンテスト」を実施します。今回の目標は「マイベスト作文を書く」。ほとんどの人が、作文は「書いたらおしまい!」になっていると思いますが、今回は、自分の書いた作文を「推敲」するという作業に取り組みます。
「推敲」ってわかりますか?「すいこう」と読み、「詩歌や文章を練り直してよりよい表現に直すこと」という意味があります。この言葉は次のような故事からうまれました。
中国、唐の時代に賈島(かとう)という詩人がいました。彼は、ロバに乗りながら漢詩を作っていた際、「僧は推す月下の門」という一節で、「推す」(おす)がいいか「敲く」(たたく)がいいか・・・とさんざん考え、迷い・・・(中略)・・・結果的に「敲く」がよい、という結論になったのです。そこから、「推敲」の二文字が、「よりよい文章を練り上げる」という意味になったのです。彼が迷っていたのは、月明かりに照らされた門を、一人の僧が「ギーッ」と「推す」の方がいいのか、「コンコンコン」と「敲く」がいいのか・・・という部分です。「どっちでもいいやん!」と思う人もいるかもしれませんが、彼にとってはこだわりの部分だったのでしょう。
さて、みなさんもこの詩人に負けないように、しっかりと「推敲」を重ねて、「マイベスト作文」を書き上げてくださいね!
めざせ!自分史上最高傑作!
甲西教室より鼎でした。