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うちなー唄の道行けば vol.4 上間綾乃

2009年07月28日 | 火曜(2009年7~8月):上間綾乃さん
民謡コンクール(試験)について紹介します

先日、第6回琉球國民謡協会コンクールが実施されました。
試験の段階は新人賞・優秀賞・最高賞・教師・師範。教師師範は一年越しで、
今回は二日間に渡り新人・優秀・最高の試験が実施されました。
私が通う教室からも受験者がいたので応援へ行きました。






試験会場の様子です。
受験者の前にマイクがありますが、録音用のマイクでスピーカーへの接続は無く、
生声で勝負。
最前列に審査員の先生方がズラリ!10人ほど。
サイドには協会の会長・副会長・理事長が控えています。
会場後方は一般席で、物音もなく静まり返っています。

受験者の皆さんはこの日のために日々稽古に励み、
3分足らずのステージで勝負するのですから、その緊張は大の大です!
私も受験の時は緊張しました。
受験者の方を見るとあの日の緊張がよみがえってきます。

高校3年生「金城実咲」さんを追っかけて紹介します。
試験の正装は琉装。朝早く起きて準備。
髪を結い、化粧をし、綺麗な着物を着て試験に挑みます。







試験会場には三線教室の仲間全員で応援に駆けつけます。
仲間の前で声出し練習。




実咲さんは実力派なので心配はしていませんでしたが、本番に近づくにつれて
緊張の色が見えてきました。



舞台袖で受験者が控えています。



そして本番


審査基準は、声かが出ているか・音程・三線のバチさばき・礼儀作法などなど。

試験を終え、安堵の笑顔でパチリ。



この様な感じで試験が行われます。
三線(民謡)の普及と伝統芸能を守り、伝承すること目的に
我が協会は存続しています。
私もその協会の一員として日々努力していきます。

実咲さん最高賞に見事合格しました!
おめでとうございます。



text:上間綾乃



上間綾乃オフィシャルサイト
http://uemaayano.com/




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