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新型うつ病と依存症

2012-06-06 22:23:30 | インポート
 新型うつ病は、1970年代以降のいわゆる団塊ジュニアといわれる比較的若い世代に多いといわれています。一見、従来のうつ病よりも軽症に見えるのですが、意外に難治性で、「抗うつ薬」が効きにくいといわれています。新型うつ病は、従来型の「メランコリー親和型うつ病」に対して「ディスチミア親和型うつ病」といわれる場合があるようです。ちなみに、ディスチミア(dysthymia)とは、気分変調症という意味です。
 なぜ「抗うつ薬」が効きにくいのでしょうか。従来型のうつ病は、脳の中で情報の受け渡しをしている神経伝達物質の働きに不調が生じ、心と身体にさまざまな症状が出現する「脳」の病気です。つまり、やらなければならないと思っていてもできないものといわれていました。
 しかし、新型うつ病の人は、職場や人間関係の葛藤の場面では気分が落ち込みますが、いったんそこから解放されると活動的になれるのです。好きなことをしていれば問題はないわけです。ですから、抗うつ薬よりも、お酒やギャンブル、買い物などをしていれば気分が良いのです。自分にとって楽しいことばかりしていたいというわがままな面があるので、依存症になりやすいのです。ある意味では、何かに依存することが新型うつ病の「抗うつ薬」だという皮肉な見方もできますが、「新型うつ病」が逃避や未熟さだけが原因とは言い切れない面があるのも否定はきません。それは、次の機会に譲りたいと思います。

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (露梨子民)
2012-06-09 22:30:44
ご近所ですね。
かんもくの会に所属してます。

場面緘黙症のことを知っていただけたら幸いです。
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Unknown (きんちゃん)
2012-06-11 21:25:35
メッセージありがとうございます。なにかありましたら、いろいろと教えてください。
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