いじわるなないしょオバケ/作:ティエリー・ロブレヒト 絵:フィリップ・ホーセンス 訳:野坂 悦子/文溪堂/2009年
このところサラちゃん少し変。パパのひざにすわりたいのですが遠慮。だっこしてもらいたいのに離れてソファにすわります。
学校にいくとすごくいらいらしているといわれたり。
というのも、さわっちゃいけないと言われているママの真珠の首飾りを首に巻いたら、あらあら、真珠が部屋中のころがって、ころころ ぱらんぱらん。真珠は全部探して引き出しのうしろにかくしたのですが、ママには内緒。
ママから「どうしたの?」ってきかれて「ううん、べつにって」答えると、口からオバケ。
オバケといっても、とってもかわいい白いおばけ。でも内緒ごとをしたり、うそをつくと、どんどん増えていきます。
大人でも嘘をつくと、いつかばれるのではないかとドキドキします。嘘をつくのは自分を正当化するためだったり、しられてほしくないなど、結構身勝手からです。
子どもだけでなく、大人も反省させられることが多い絵本でしょうか。
サラちゃん、部屋中がないしょオバケだらけになって、すみっこからうごけなくなって、本当のことをママにいうと、オバケたちが さっーと きえて・・・。
嘘も方便といいますが、まあ、やっぱり嘘はつかないほうがいいでしょうね。
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