小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

自然楽校 『仏沼の野鳥と水生生物の観察会』開催のお知らせ

2016-05-30 | 自然楽校
小川原湖自然楽校 
第2回『仏沼の野鳥と水生生物の観察会』
   参加者募集中!



日   時 : 6月12日(日)
時   間 : 9:00(集合)~14:45(解散)※昼食は現地で食べます。
集   合 : 小川原湖自然楽校(根井団体活動センター:旧根井小学校)
活動場所 : 仏沼およびその周辺、小川原湖自然楽校
      ※集合場所から活動場所までの移動は各自車両となります
内   容 : 野鳥観察、水生生物の観察(通称“ガサガサ”) など
対   象 : 自然楽校会員の親子 ※入校受付中
参 加 費 : 1,000円/人 ※別途、年会費3,000円/人
     (詳細は小川原湖自然楽校HP「入校募集」をご覧ください)
服   装 : 長袖、長ズボン、帽子、長靴、軍手またはゴム手袋、
持 ち 物 : 双眼鏡やフィールドスコープ(貸出可)、魚とり網(貸出可)、水槽(持ち運びできる小さな物)        フィールドノート、筆記具、虫よけ剤、昼食、飲み物、敷き物、タオル、雨具、防寒着、着替え
申込方法 : TELまたはFAX、メールにてお申込みください。6月9日(木)申込み締切り。
  
問合せ・申込み
 小川原湖自然楽校 Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp



運が良ければこんな瞬間に出会えるかも?!




小川原湖自然楽校
  Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp 
 HP → http://ogawarako.yu-yake.com/
 Face book → https://www.facebook.com/Ogawarako.Nature.School/#


『けっぱったね』 と 『ありがとう』の冠

2016-05-29 | 日記


おはようございます
運動会翌日の朝は、爽やかな風が心地よい日和です。
楽校の校庭には、タンポポと選手交代したムラサキツメクサ(和名:アカツメクサ)の
じゅうたんが広がっています。

いっぱい緊張しながらけっぱった、子どもたち。
全力でお弁当を作った、お母さん。
全力で写真&動画を撮った、お父さん。
大きな声で声援を送った、おじいちゃんとおばあちゃん。
かわいい応援団の、兄弟たち。
一生懸命子どもたちをサポートした、教職員の方々。
みんな、みんな、一等賞

子どもの頃、草花で冠や首飾りを作ったことを思い出しました。
『大切な人に感謝の冠を贈りたい』
四葉のクローバーを探しながら、ふと思う日曜日の朝。
みなさん、Happyな休日を



みねちゃん




竹の子のようにまっすぐに

2016-05-28 | 日記


おはようございます。今朝、運動会実施の合図で目覚めたみねちゃんです。
今日は市内外の多くの小学校で運動会ですね

ふと窓の外を見ると、楽校の畑の脇におがりすぎの竹の子がニョキニョキ生えていました。
地中にしっかりと根を張り、真っ直ぐにおがっていく竹の子。
子どもたちもこんな風におがっていくのかな?

色も、太さも、おがるスピードもそれぞれでいい。

他と比べず、ただ真っ直ぐ、自分らしく伸びていってほしい。


自然楽校の活動が、子どもたちの養分の一部になれば嬉しいです。

みなさん、熱中症にお気をつけて、よい一日を


『イヌイットの壁かけ』 ~素敵な本紹介~ 

2016-05-27 | おすすめ
こんにちは。連日暑い日が続き、朝晩の気温差が激しいですが、みなさん風邪など引かれていませんか?
昨日、おいらせ町の図書館でとっても素敵な本に出会ったので、ご紹介したいと思います
(※本の感想は、あくまでも個人的なものです)


『イヌイットの壁かけ』 岩崎昌子 著 という本です。
これは、極北の地に生きるイヌイットが着るパーカ(防寒着)に使われるフェルト生地を切り抜いたものを、
スコットランドダッフルとよばれる厚い布地にアップリケして作られた壁かけ(布絵)の写真集です。
※パーカは本来、カリブーやアザラシなどの皮を、動物の骨で作った針とスジから作った糸で縫い合わせて作られていましたが、
近年になり、ダッフル地や防水加工されたキャンバス地などで作られるようになりました。



 

題名に惹かれて手に取ったこの本。
開いてみると・・・『なにこれー』という衝撃が走りました。

色鮮やかなフェルトとステッチで活き活きと描かれる、イヌイットの暮らし。
人々の表情が、日本人の感覚に近いようで、でもどこか違う。
人間も動物も同じ「いきもの」として存在し、精霊や化身とともに在る世界観。

民族の伝統品というと、独特の模様や柄、壁画に描かれているような抽象画を思い浮かべていましたが、
この壁かけはまるで絵本のように、画がわかりやすくて、ユーモアがあり、美しいのです!
子どもたちも楽しみながら、イヌイットの暮らしを知ることができる本だと思いますので、親子で読むのも
おすすめです

一年のうち八ヶ月間もの長い冬が続き、木すら生えない氷の大地は、色彩も乏しく人々も黙々と生きている
イメージを持っていましたが、この壁かけは、色彩豊かで人々の顔は笑みをたたえ、生きものたちを尊び
ながら営む暮らしが表現されていて、イヌイットのことをもっと知りたい!と、見れば見るほど引き込まれ、
夜中まで読みふけってしまいました(笑)
素晴らしい壁かけ。いつか、本物を見に現地に行ってみたいです


みねちゃん


おまけ
なぜ、イヌイット?と思われた方もいると思いますが、実は、隊長は・・・
クマではなく(お約束、カヌービルダーつまり、カヌー職人なんです
作るカヌーの種類は様々ですが、スキンカヤックというカヌーは、イヌイットの人々が狩りをする時に使うもので、
使う人の体型に合わせて一つ一つ手作りします。

 
先月の様子。隊長、なにやら作業を始めました。       もちろん、パドルも製作します。

少しわかりにくいですが、こんな感じです。
(ここでは帆布を使っていますが、イヌイットはアザラシなどの海獣の皮を張って作ります。)
校内にもいくつか展示していますので、スキンカヤックに興味のある方・見てみたい方は、事前にご連絡のうえ、
お気軽にお越しください 
小川原湖自然楽校
Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 Mail:s-canoe@viola.ocn.ne.jp


自然楽校 『春のブナ林観察会』

2016-05-23 | 自然楽校
5月22日、今年度の自然楽校第1回目『春のブナ林観察会』を行ないました

木々の新芽が芽吹き、ブナの葉っぱも他の木の葉の緑の中に隠れています。
ホオノキ、ナラ、クリ、カエデなど様々な木を観察しながら、ブナに会いに行きました。
  
どれがブナの木かわかるかな?
 
ホオノキの花や、クロモジの香りは・・・どちらも『いいにおい~』という感想でした

道端の草をかき分けて進んでいくと、外の暑さが嘘のようなひんやりとした空気に包まれた林の中に、
ブナが静かに立っていました。
 
 
ブナの下は様々な種類の落ち葉が重なって、ふかふかしていました。
『今、みんなが立っているところに落ち葉がいっぱいあるね。この落ち葉はどうなると思う?』と隊長。
落ち葉の下を掘ってみると・・・落ち葉がだんだん細かくなり、土になっていきました。
『土ってこうやってできるんだ
“落ち葉が積もって腐葉土になり、虫や微生物によって分解されて土になる”
という「知識」はもう少し大きくなったら学校で習うことでしょう。
その時、言葉や知識を頭の中に詰め込むだけでなく、今日の体験を思い出し「本物の理解」に繋がると
嬉しいなぁと思います。
 
土の匂いも嗅いでみました。大人たちは『うん、土の匂い。』 子どもたちは『・・・』
きっと、子どもたちには嗅いだことのない匂いだったのでしょう。
そうか土の匂いって表現しにくい匂いなんだと初めて気が付きました。

みなさんは、土の匂いをどんな風に表現しますか?



ブナ林から出て少し歩くと、目の前が開け、小川原湖が見えました。
『本当に小川原湖の近くなんだね!』『こんなところにブナがあるなんて知らなかった。』という声も。


 
ブナ林の一角に地層がありましたこれは、大昔の水生生物の生活痕の化石です。
『もしかしたら、何かの化石が発見できるかもしれないよ。』という隊長の言葉を聞いた瞬間、
I ちゃんの瞳がまんまるくなってキラーンとすごい輝きを放ちました。
他の子どもも、大人たちも『何か見つかるかな』と発掘作業に没頭していました。


あっという間に時間が過ぎ、押し葉にする葉や花を採取しながら、歩いてきた道を戻って楽校へ向かいました。

  
 
芽吹いたばかりの葉は薄くて柔らかく、太陽の光に透かしてみるととてもきれいです。Aちゃんはブナの葉を観察していました


楽校に戻った後は、採取してきた葉で押し葉を作り、オリジナルのアート作品を作りました。

 
 
 
 
顔を作ったり、いろいろな葉っぱを並べて“葉っぱ図鑑”を作ったりと、選ぶ葉っぱも並べ方も十人十色。
一人ひとりの感性が光る素敵な作品が出来上がりました
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました


次回の自然楽校は、6月12日(日) 『第2回 仏沼の野鳥と水生生物の観察会』です。
繁殖期で仏沼にやって来ている、幻の鳥 “オオセッカ” の観察と、周辺の水路で
“ガサガサ”をします。

※自然楽校の入校受付中です。(対象:小学3年生~中学3年生の子どもと保護者)
  詳細はこちら 小川原湖自然楽校HP