小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

『みんなでロケットを打ち上げよう』を実施しました!

2016-03-14 | しちのへ自然体験倶楽部
3月13日、しちのへ自然体験倶楽部で今年度最後の事業、『みんなでロケットを打ち上げよう』を行いました。

今回の参加者はTさんご一家。家族みんなでロケット作りに挑戦です

 
ちょっぴり難しいところはお父さんやお母さんに手伝ってもらったけれど、出来るところは自分でけっぱりました!
 
本体の色付け。これが一番楽しいかな?              ロケットできたー!


グラウンドで打ち上げよう~

一発目は最年少のKちゃんのロケットです。作ったKちゃんは遠くから見守っていたため、
隊長が点火。強風に流されて高度は少し低くなりましたが、打ち上げは無事成功
  


続いて、Sくんの番です。
「3・2・1でスイッチを押すんだよ。」と言いかけたその時、
「あ~~~~~~~~!」
発射スイッチを押したSくんのロケットは、ビュンと勢いよく打ち上がり、空高く上昇
まさかの不意打ち発射で残念ながらその姿をカメラに収めることはできませんでしたが
2人のこの表情でご想像いただけるかと思います(笑)




さぁ、ラストはIちゃんのロケットです。うまく打ち上がるかな?


「3・2・1、点火


・・・・・・・・・ん? んん?  あれ?  ま、まさかの不発?!

と思ったその時、ロケットの下から噴煙が

ビュン

 

あっという間に上空へ。風も収まりこの日一番の高さまで上がりました。
この火薬ロケットは、エンジン一つで約100mの高さまで打ち上がります!

ロケット三機とも打ち上げ大成功~


全機の打ち上げを終えた後、Sくんが一言。「もう一回やりたい!」
Sくんのエンジンが点火したようです。
「楽しい」「もっとやりたい」「次はもっと高く飛ばしたい」「どうやったらもっといいものを作れるだろう」
一つの体験から次の体験へ。自然体験には創意工夫の種が沢山あります

今年度からスタートしたしちのへ自然体験倶楽部
八甲田の麓・七戸町の豊かな森や川での自然体験を通し、『身近にある自然の素晴らしさや魅力を再発見できた!』
という声を多く頂きました。
小川原湖自然楽校では、八甲田~高瀬川(小川原湖)~太平洋と高瀬川流域をメインに体験活動を行っています。
源流域から河口域まで地域によって自然環境は様々ですが、それぞれに良さがあります。
身近にある自然の良さとともに、その自然は全て繋がっていることを体験を通して伝えていきたいと思います。

2015年度しちのへ自然体験倶楽部にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
2016年度も七戸の自然を遊び尽くしましょう

しちのへ自然体験倶楽部 『スノーシュー体験&雪遊び』を実施しました!

2016-02-22 | しちのへ自然体験倶楽部
2月21日(日)、『スノーシュー体験&雪遊び』を行いました。

今回のフィールドは、七戸町にある東八甲田家族旅行村です。
さすが八甲田の麓!村内や隣接の町営スキー場にはまだまだ雪遊びができるくらいの雪が残っています。


前夜に降った雪の上に、しっかり動物たちの足跡が残っていました。

 



少し歩いていくとフジがあり、サヤを開いて種を取り出してみました。
最年少のSくんは種の中身も気になる様子です。『種の中、どうなってるんだろう?』、『みてみて、割れたよ~!』
Sくんのキラキラした目と満足そうな表情にほっこり
   
  
と、フジの種に夢中になる子、雪で可愛らしいものを作る子、ウサギの落し物の匂い(フルーティーな匂いですに興味津々の子・・・。
子どもたちが興味・関心を持つものは、本当に十人十色です。


林の中には、ホオノキやクロモジ、ヤマツツジなどを見ることができました。
目の前にも冬芽や木がありますが、ちょっと目線を上げてみると、さらに面白いものにも出会えます。

 
こんな道を歩けるのも冬ならでは!          ホオノキの冬芽
 
クロモジ                      ヤドリギ。葉がない冬はよく見えます。


林を抜けると、ウサギのレストランを発見 サクラの枝の下には沢山の足跡があり、どううやら人気店のようです

 
ここでウサギがかじった跡を見て、『どんな味がするんだろう?』と言い出した子どもたち。  (おっ?!
『ウサギの気持ちになってみたら? 燻製に使うチップは甘い香りがするよ。枝はどうかな~~?』という隊長の言葉に、
かじってみようということになり、3人がTRY
  
大人は分かっているけれど、子どもたちにとってはやってみなければ分からないことだらけ。
やってみたいよね

(1) 未知のものに触れる    (2) なんだろう?なぜだろう?  (3) 知りたい・やってみたい
(4) やってみる・工夫・試行  (5) 気付き・学び        (6) 新たな出会いへの興味・関心

(1)~(6)の繰り返しで創造力が育まれていきます。
大人になるほど知識を重ね、体験していなくても知っている気になっていたり、「当たり前」のことが溢れていきますよね。
子どもたちに、未知のものに触れる機会をたくさん作り、「なぜだろう?・なんだろう?」に寄り添って、「気付き・学び」まで付き合う。
そんな素敵な保護者の皆さん。この日も子どもたちが『苦い』と言うまで、温かく見守っていました



そして最後は、お楽しみのそソリ遊び アイテムのZIPFY(ジップフィー)も登場しました


  
  
  


ソリも、正座してみたり、後ろ向きに乗ってみたり、3人で乗るとグッとスピード&スリルが増したりと、
既存の道具を一つの乗り方だけでなく、工夫して新しい乗り方・遊びを創り出していく。
子どもたちはそんな才能に溢れています。
この時間も滑って遊ぶだけでなく、雪の上に寝転んでみたり、雪投げをしたりしながら雪遊びの時間を過ごしました。

終盤に差しかかった頃、急に雨(あられ?)が降り出しましたが、帰る準備を終えて出発しようとした時には青空が戻り、
虹が出ていました
  
山間に掛かる虹と動物たちの足跡。『またおいで。』と言ってくれたような気がしました。

今回は4組10名のご家族にご参加いただきました。ありがとうございました
来月(3月13日)は、宇宙体験 『ロケットを飛ばそう』です。
一年間の活動写真をまとめたスライドショーも上映する予定です。ぜひ、ご家族みなさんでお越しください



おまけ

みんながソリ遊び第2弾で遊んでいる傍らで、Sくんは何やら雪に書いていました。
  

さっきのフジのサヤが気に入り、一人で取りに行ったんです。
『パパ』の後に、なぜか 『ババ』 と書き、満足気なSくん。
そして、またソリ遊びに戻っていきました。 子どもっておもしろいなぁ~




第10回『スノーシュー体験&雪遊び』のお知らせ

2016-02-04 | しちのへ自然体験倶楽部
しちのへ自然体験倶楽部では、東八甲田家族旅行村内をスノーシューで探検しにいき、
ソリなどで雪遊びもしちゃいます
冬にしか体験できないスノーシュー&雪遊び。今だけの季節限定プログラムです

しちのへ自然体験倶楽部
第10回 『スノーシュー&雪遊び』
   



日   時 : 2月21日(日)
時   間 : 9:00(集合)~12:00(解散)
集   合 : 七戸町営スキー場駐車場
活動場所 : 東八甲田家族旅行村
内   容 : スノーシュー、雪遊び
対   象 : 小学3年生~中学3年生の子どもとその保護者 ※しちのへ自然体験倶楽部会員の方
参 加 費 : 1,000円/人 
服   装 : スキーウェア(上下)、スノーブーツ、帽子、手袋、耳あて 
      ※足が冷たくならないように靴下を2枚履いたり、使い捨てカイロを携帯したりするなど、寒さ対策を十分に行い、       各自長時間の野外活動に耐えられる服装を工夫してください。特に足元から雪が入らないようにしてください。
持 ち 物 : 温かい飲み物
申込方法 : 小川原湖自然楽校までご連絡下さい。※2月18日(木)申込み締め切り
  
問合せ・申込み
       小川原湖自然楽校 Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 
               メール
:s-canoe@viola.ocn.ne.jp


林の中でそり遊び

創造の森 紅葉ハイキング

2015-11-05 | しちのへ自然体験倶楽部
こんにちは。自然楽校スタッフのみねちゃんです
11月3日(火)、しちのへ自然体験倶楽部の『紅葉ハイキング』を実施しました。
ちょうど紅葉の見ごろを迎えている創造の森は、錦色に彩られ自然の織り成す美しい色彩に覆われていました。

 

今回のハイキングは頂上を含めて森をぐるっと回る一周コースです。
前半の頂上までの道のりはゆるい上りが続きますが、葉っぱ、冬芽、木の実、ツタ、花、鳥、カエルなど、
森の生き物たちを観察したり遊びながら歩いているうちに、あっという間に頂上への分岐点に到着しました。

 
 

頂上までの一本道は、ひたすら上り坂と階段が続きます。
大人にとっては何かの修行かと思う道ですが、子どもたちはこの日一番のスピードで上っていきました
もう、スタッフは子どもたちに付いていくのに必死です
「ゆっくり上ろう~。」は心からの叫び まさにスタッフの修行坂です。

 
距離は短いですが頂上直前に急登が待ち構えています。 一番に上がってきたHちゃん。見よ!この涼しい顔
 
子どもたちに遅れること数秒。大人たちもなんとか登頂。 頂上からはこの眺め!小川原湖まで見渡せます。  

 
 

上りがとってもキツイ道ですが、ここは広葉樹に囲まれていて、今回のコースで紅葉を一番楽しめる道でもあります。
下りは紅葉を楽しみながら「ゆっくり歩く」のがです。

後半は少々のアップダウンはありつつも、ほぼ下りなので、足取りも軽くぐんぐん進みました。
途中の休憩小屋でひと休みした後は、車も通れる広い道になり、好きなところを歩きながらお気に入りの杖を持ったり、
何やら葉っぱで発明したり、おしゃべりや鼻歌まじりのマイペースな一行。この辺りになると自然の中を歩いてきた
程よい疲労感と達成感に包まれました。

 
奥に見える休憩小屋でひと休み。           下りは楽チン。親子でおしゃべりしながら森歩き。
 
マイ杖を片手に先頭を歩くSちゃん。ご機嫌です   Sくんはホオノキの葉と枝で日よけを発明


最後の分岐点を曲がると、下まで見通せるゆるい下り坂。一気に広がる開放感に子どもたちは自然の中に飛び込んでいきました。
天然のジャングルジムでは、ツタにつかまって体にフィットする心地よい場所を見つける子、木に登りだす子、どうやって登るのか上の子の登り方を観察している子、大人が何も言わなくても子どもたちは自らの観察力と創造(想像)力で、遊びを作り出して楽しんでいました。

 

いっぱい歩いて、いっぱい遊んで、全員元気に無事ゴール
お天気にも紅葉にも恵まれ、絶好の紅葉ハイキングとなりました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。



3組8名の親子。上り坂の途中でも笑顔でハイ チーズ





『バードコール作り&森のハイキング』 開催のお知らせ

2015-05-03 | しちのへ自然体験倶楽部
しちのへ自然体験倶楽部
第1回 『バードコール作り&森のハイキング』
   参加者募集中!



日   時 : 5月17日(日)
時   間 : 9:00(集合)~12:00(解散)
集   合 : 東八甲田家族旅行村レストハウス(七戸町)
活動場所 : 家族旅行村、創造の森
内   容 : バードコール作り、創造の森ハイキング など
対   象 : 小学3年生~中学3年生の子どもとその保護者
参 加 費 : 500円/人 ※別途、年会費3,000円/人
       (詳細は小川原湖自然楽校HP「入校募集」をご覧ください)
服   装 : 長袖、長ズボン、帽子、長靴、軍手、雨具、防寒具 
持 ち 物 : 飲み物、フィールドノート、筆記具
申込方法小川原湖自然楽校HPより申込み用紙をダウンロードし、必要事項を明記の上、
         郵送またはFAXにてお送りください。TEL、Eメールでの申込みも可です。
        申込み受付け後、詳細をお送りします。5月21日(木)申込み締切り。
  
問合せ・申込み
       小川原湖自然楽校 Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 
                  メール
:s-canoe@viola.ocn.ne.jp



新緑の緑があふれる創造の森。
作ったバードコールで鳥たちと会話しながらハイキングします