2日目 ものづくり編
~カヌー組み立て体験 ・ ケーキ作り ・ Qajaq作り体験~
登山&源流たんけんを終え、子どもたちはさぞ疲れきっているだろうと思ったら、楽校に戻るやいなや、フリータイムに体育館でバドミントン。いやはや、このエネルギーはどこから来るのやら
夕飯までの時間は、ワークタイム。
翌日の小川原湖横断で自分たちが乗るカヌーの組み立てと、夕飯作り(と言いつつ、実はこの日誕生日の隊長にナイショで、バースデーケーキ作り)のどちらかやりたい方を選んでもらうと、たいは速攻で「カヌー!」、あづは「ケーキ!」、どっちもやりたくてちょっぴり迷ったきぃちゃんとはやでしたが、ケーキ作りに参加しました。
体育館でファルトボートを組み立てる隊長とたい。 なんだか“師匠”と“弟子”のようです。
一方、隊長にナイショでバースデーケーキを作る、あづ、はや、きぃちゃん。
プレートに書かれた「たい長」の文字が、子どもたちの手作りの“味”を出しています
ケーキ作りを終えた3人がカヌーの組み立てに合流し、“弟子”のたいが3人に組み立て方をレクチャーしていました。
頼もしい~
ファルトボート組み立て完了!明日はこのカヌーで小川原湖横断だー!!
作業の後は、お待ちかねの夕食タイム
この日のメニューは子どもたちが大好きなハンバーグ。みんなで食べると美味しいね
夕食後からふりかえりまでの時間は何しよう?
『カヤック作りやってみたい?』と聞いてみると、子どもたちから『やってみたい!』との声があがり、マグロなっとうが製作しているQajaq(グリーンランドスタイルカヤック)の、ノミを使って削る作業を子どもたちと一緒にやってみることになりました。
まずは、隊長がどんなところを作っているかを説明し、マグロなっとうがお手本を見せました。
※ブレストフックが収まるように、ガンネルとエンドピースの上面を削ります。のこぎりで切り込みを入れたところにノミを入れると、根元がポキポキと折れてドミノのように倒れていきます。比較的安全で作業の過程もわかりやすいので、子どもたちが体験するのに良いと思いました。
『やってみたい人?』 『はーい』 トップバッターで手を挙げたのは最年少のきぃちゃん。
はじめはマグロなっとうと一緒にやりましたが、すぐにコツを掴み一人で上手にできました。
きぃちゃんに続いて、他の子どもたちも順番にTry! 見てください!この真剣な顔!!
自然の中で見せている顔とはまた違う良い表情です
見せる。 見る。 教える方も教わる方も真剣そのもの。ものづくり独特の緊張感のある良い空気が流れていました。
ノミという道具を初めて使い、「木を削る」のにも色々なやり方があることを学んだ子どもたち。
『人間の知恵ってすごいよね。』という隊長の言葉に神妙な面持ちで頷き、“手作りのフネ” の中に知恵や工夫が詰まっていることを実感した様子でした。
一通りノミで削り終えたところで、「ベンダー」を見つけたきぃちゃん。
きぃちゃん:『これなぁに?』
隊長:『お!これはね・・・』
と、リブ曲げ体験が始まりました
(ベンダーはリブ材を曲げる道具です。リブに使う木材を水に漬け込み、蒸す又は煮た後、ベンダーを使って曲げるときれいに曲がりやすくなります。)
隊長が手本を見せ、リブ材がぐにゃりと曲がると、「おぉー!」と子どもたちは目を丸くしてビックリ
「えー!すごーい!」「やってみたい!!」と次々に体験し、ベンダーで曲げた後も、手でさらに曲がっていくのが面白くて仕方がない様子でした。
おまけ
『マグロなっとうもやってみて!』と渡され、ちゃっかり曲げてみました。
あぁ、My Qajaqも早くリブ曲げ&取り付けしたいなぁ~!
Qajaqは乗り手の体に合わせて作る話をしながら、実際に子どもサイズのフレームと隊長サイズのQajaqに入ってみると・・・
子どもサイズのフレーム。5年生の男の子たちには小さかったですが、きぃちゃんにはちょうど良さそう☆
あづは隊長のQajaqにすっぽり。『おっきぃ~!!』 (上に飾ってあるQajaqを見て)『これはもっとおっきいどー。』『色んなQajaqがあるねー。』
フネ作りをわんつか体験した子どもたち。ますます“カヌーを作ってみたい!”という想いが強くなったようです。
ランチルームに戻って、一日のふりかえり。(子どもたちの感想は「自然体験編」をご覧ください。)
が終わったら、おやすみなさい・・・ではなくて、もう一つ大きなイベントが!!
子どもたちは、ふりかえり中からソワソワ(笑) そうです!子どもたちが心を込めて作ったアレを隊長に見せねばっ!!
全員がふりかえりを終えたところで、消灯。
Happy Birthday to you~ の合唱とともに、はやがケーキを持って入場~~
隊長の前にケーキが置かれると、隊長が嬉し泣き・・・ではなく、満面の笑み
幸せそうだ~ 隊長、お誕生日おめでとうございます
もちろん、みんなでケーキをいただきました。愛情たっぷりの手作りケーキ めがったー
と、これで本当に、なが~~~~~い一日が終了。
明日はいよいよ、2017冒険キャンプのメインプログラムカヌーで小川原湖横断です!!
スタッフの想い
「つくる」・・・作る、造る、創る。日本語では主語(つくるもの)によって漢字が変わり、言葉の意味も変わってきますね。
「ものをつくる」ということは、「つくりたいもの」イメージし、手を動かし、考え工夫しながら、「つくりたいもの」の形に近付けていくという体験。子どもたちが『やってみたい!』『つくってみたい!』と思うものをつくる体験を、ぜひキャンプに取り入れたいと思っていました。今回は予定していたカヌー作りが出来なかったので、ちょこっとだけQajaqの製作に触れましたが、子どもたちがフネを作る面白さや、人間の知恵や工夫を感じていた姿が嬉しかったです。
小川原湖自然楽校では、自然の中で遊ぶ体験とともに、「ものづくり」の体験も大切にしています。遊びながら、つくりながら、子どもたちの豊かな感性と創造力を育んでいます。今回はケーキ作りとQajaq作りを提案してみましたが、次は子どもたち自身から『これをつくってみたい!』と発案されたものを作れたらいいなと思います。
マグロなっとう (まりも)
小川原湖自然楽校
Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp
HP → http://ogawarako.yu-yake.com/
Face book → https://www.facebook.com/Ogawarako.Nature.School/#
~カヌー組み立て体験 ・ ケーキ作り ・ Qajaq作り体験~
登山&源流たんけんを終え、子どもたちはさぞ疲れきっているだろうと思ったら、楽校に戻るやいなや、フリータイムに体育館でバドミントン。いやはや、このエネルギーはどこから来るのやら
夕飯までの時間は、ワークタイム。
翌日の小川原湖横断で自分たちが乗るカヌーの組み立てと、夕飯作り(と言いつつ、実はこの日誕生日の隊長にナイショで、バースデーケーキ作り)のどちらかやりたい方を選んでもらうと、たいは速攻で「カヌー!」、あづは「ケーキ!」、どっちもやりたくてちょっぴり迷ったきぃちゃんとはやでしたが、ケーキ作りに参加しました。
体育館でファルトボートを組み立てる隊長とたい。 なんだか“師匠”と“弟子”のようです。
一方、隊長にナイショでバースデーケーキを作る、あづ、はや、きぃちゃん。
プレートに書かれた「たい長」の文字が、子どもたちの手作りの“味”を出しています
ケーキ作りを終えた3人がカヌーの組み立てに合流し、“弟子”のたいが3人に組み立て方をレクチャーしていました。
頼もしい~
ファルトボート組み立て完了!明日はこのカヌーで小川原湖横断だー!!
作業の後は、お待ちかねの夕食タイム
この日のメニューは子どもたちが大好きなハンバーグ。みんなで食べると美味しいね
夕食後からふりかえりまでの時間は何しよう?
『カヤック作りやってみたい?』と聞いてみると、子どもたちから『やってみたい!』との声があがり、マグロなっとうが製作しているQajaq(グリーンランドスタイルカヤック)の、ノミを使って削る作業を子どもたちと一緒にやってみることになりました。
まずは、隊長がどんなところを作っているかを説明し、マグロなっとうがお手本を見せました。
※ブレストフックが収まるように、ガンネルとエンドピースの上面を削ります。のこぎりで切り込みを入れたところにノミを入れると、根元がポキポキと折れてドミノのように倒れていきます。比較的安全で作業の過程もわかりやすいので、子どもたちが体験するのに良いと思いました。
『やってみたい人?』 『はーい』 トップバッターで手を挙げたのは最年少のきぃちゃん。
はじめはマグロなっとうと一緒にやりましたが、すぐにコツを掴み一人で上手にできました。
きぃちゃんに続いて、他の子どもたちも順番にTry! 見てください!この真剣な顔!!
自然の中で見せている顔とはまた違う良い表情です
見せる。 見る。 教える方も教わる方も真剣そのもの。ものづくり独特の緊張感のある良い空気が流れていました。
ノミという道具を初めて使い、「木を削る」のにも色々なやり方があることを学んだ子どもたち。
『人間の知恵ってすごいよね。』という隊長の言葉に神妙な面持ちで頷き、“手作りのフネ” の中に知恵や工夫が詰まっていることを実感した様子でした。
一通りノミで削り終えたところで、「ベンダー」を見つけたきぃちゃん。
きぃちゃん:『これなぁに?』
隊長:『お!これはね・・・』
と、リブ曲げ体験が始まりました
(ベンダーはリブ材を曲げる道具です。リブに使う木材を水に漬け込み、蒸す又は煮た後、ベンダーを使って曲げるときれいに曲がりやすくなります。)
隊長が手本を見せ、リブ材がぐにゃりと曲がると、「おぉー!」と子どもたちは目を丸くしてビックリ
「えー!すごーい!」「やってみたい!!」と次々に体験し、ベンダーで曲げた後も、手でさらに曲がっていくのが面白くて仕方がない様子でした。
おまけ
『マグロなっとうもやってみて!』と渡され、ちゃっかり曲げてみました。
あぁ、My Qajaqも早くリブ曲げ&取り付けしたいなぁ~!
Qajaqは乗り手の体に合わせて作る話をしながら、実際に子どもサイズのフレームと隊長サイズのQajaqに入ってみると・・・
子どもサイズのフレーム。5年生の男の子たちには小さかったですが、きぃちゃんにはちょうど良さそう☆
あづは隊長のQajaqにすっぽり。『おっきぃ~!!』 (上に飾ってあるQajaqを見て)『これはもっとおっきいどー。』『色んなQajaqがあるねー。』
フネ作りをわんつか体験した子どもたち。ますます“カヌーを作ってみたい!”という想いが強くなったようです。
ランチルームに戻って、一日のふりかえり。(子どもたちの感想は「自然体験編」をご覧ください。)
が終わったら、おやすみなさい・・・ではなくて、もう一つ大きなイベントが!!
子どもたちは、ふりかえり中からソワソワ(笑) そうです!子どもたちが心を込めて作ったアレを隊長に見せねばっ!!
全員がふりかえりを終えたところで、消灯。
Happy Birthday to you~ の合唱とともに、はやがケーキを持って入場~~
隊長の前にケーキが置かれると、隊長が嬉し泣き・・・ではなく、満面の笑み
幸せそうだ~ 隊長、お誕生日おめでとうございます
もちろん、みんなでケーキをいただきました。愛情たっぷりの手作りケーキ めがったー
と、これで本当に、なが~~~~~い一日が終了。
明日はいよいよ、2017冒険キャンプのメインプログラムカヌーで小川原湖横断です!!
スタッフの想い
「つくる」・・・作る、造る、創る。日本語では主語(つくるもの)によって漢字が変わり、言葉の意味も変わってきますね。
「ものをつくる」ということは、「つくりたいもの」イメージし、手を動かし、考え工夫しながら、「つくりたいもの」の形に近付けていくという体験。子どもたちが『やってみたい!』『つくってみたい!』と思うものをつくる体験を、ぜひキャンプに取り入れたいと思っていました。今回は予定していたカヌー作りが出来なかったので、ちょこっとだけQajaqの製作に触れましたが、子どもたちがフネを作る面白さや、人間の知恵や工夫を感じていた姿が嬉しかったです。
小川原湖自然楽校では、自然の中で遊ぶ体験とともに、「ものづくり」の体験も大切にしています。遊びながら、つくりながら、子どもたちの豊かな感性と創造力を育んでいます。今回はケーキ作りとQajaq作りを提案してみましたが、次は子どもたち自身から『これをつくってみたい!』と発案されたものを作れたらいいなと思います。
マグロなっとう (まりも)
小川原湖自然楽校
Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp
HP → http://ogawarako.yu-yake.com/
Face book → https://www.facebook.com/Ogawarako.Nature.School/#