小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

WFA(野外・災害救急法)講習会

2013-04-19 | 講習会
4月16日~17日、『ilderness irst id(野外・災害救急法)ベーシックコース』にリフレッシュ参加してきました。
昨年の11月に、2日間(20時間)のベーシックコースを受講してライセンスを取得し、今回はリフレッシュ制度(ライセンス取得後、3年以内に同じコースを1回無料で受けられるフォローアップ制度)を利用しての参加です。


搬送の実践練習

ウィルダネスとは、
野外環境での事故や自然災害などの現場など、救急搬送、医療機関までのアクセスに時間がかかる環境や状況のこと。
ウィルダネスファーストエイドは、そのような環境で、『いのち』をつなぐための評価と的確な処置方法を学ぶ総合的な救急法トレーニングです。

詳細はこちら⇒Wilderness Medical Associates Japanウィルダネス メディカル アソシエイツ ジャパン


この講習の凄いところは、講義で覚えたことを野外フィールドに出て実践練習をするところです。
ただの練習ではありません。
なにが凄いかというと・・・想像を超えるリアリティさ!!

様々な現場・状況を想定し、



小雨が降る暗闇の中や、


山の中での処置練習、


特殊メイクをし、現場さながらの状況を再現した処置の練習まで行いました。





WFAの講習会は日本各地で行われていますが、今回はくりこま高原自然学校(宮城県)にて開催され、東北初のWFA講習とあって、東北勢が多い中、東京・新潟・愛知からの参加者もいて、この救急法への関心の高さが伺えました。
日本全国、いつ、どこにいてもウィルダネス状況下になる可能性があります。
アウトドアマンでなくても、生命の危機がある傷病者を目の前にしたとき、自分にできることを少しでも身に付けておきたい方にぜひおすすめの講習です。




RAC全国フォーラム&水辺のFA講習会

2013-03-06 | 講習会
3月2日(土)~3日(日)、東京にて行われたRAC(川に学ぶ体験活動協議会)の全国フォーラムに参加しました。

このフォーラムは毎年開催され、全国各地から川を活用した自然体験教育に関心を持つ人々が集い合います。10回目となる今年のテーマは、
「水辺体験活動の安全対策 全国フォーラム」
~川での防災教育力、水辺体験活動の安全や指導技術についてシェアして元気になろう!~
 です。


1日目の基調講演では、2012年8月に新潟県見附市の小学校で行われた防災キャンプにてRAC指導者(隊長、みねちゃん、他団体スタッフが参加)が大活躍した様子を紹介しながら、全国の水防災で悩んでいる地域の人たちに防災力を高める防災教育に取り組むと同時に、地域の市民団体とRAC指導者が一緒になって元気になるような仕組み作りについての提案がされました。

基調講演 「いよいよ、RAC指導者の活躍の場は見えて来た!」
        講師:久住時男氏(新潟県見附市長)

久住市長








基調講演の後、1日目の午後と2日目の午前は分科会が行われました。今回は隊長と共に「RAC水辺のファーストエイド講習」に参加し、水辺体験活動現場で溺水が起こった時の救急救命法や応急処置の知識・技術を学びました。

講義で知識を習得


要救助者を安全に救命処置できる場所に移動


下顎拳上のレクチャー


要救助者役の隊長・・・演技も真剣です。


要救助者役、救助者役になって実技訓練


骨折の処置のレクチャー


この講習は一部の対象者に向けての、「RAC水辺のファーストエイド講習」の講師養成も兼ねており、
2日間の受講と試験を経て講師に認定されるものでしたが、隊長と共に見事合格しました

講師認定者に配布されるTシャツ


2日目の午後に各分科会の発表を行い、フォーラムは閉会となりました。
今回も北海道から九州まで全国各地から指導者が集い、意見や情報の交換、技術の向上を図ることができました。
もうすぐ春を迎え、やがて水辺に子どもたちの声が響き渡る夏がやってきます。
私たち指導者は、水辺の体験活動をより楽しく安全に行えるよう努めていきます。