小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

『冬体験スノーキャンプ』 開催のお知らせ

2013-02-26 | 自然楽校
2月も残すところあと2日。日も長くなり春の足音が聞こえてきていると思っていたら・・・。
県内各地で積雪の記録が更新されていますね。
大雪のこの冬、きっと多くの方が「雪は嫌だなぁ」と思われているでしょう。
でも!雪があるからこそ出来る遊びや、冬にしか体験できないことがいっぱいあります。
せっかく雪があるところに住んでいるのに「冬は雪が降るからイヤ」なんてもったいない!
「早く雪が降らないかなぁ」ってワクワクしちゃう、冬体験スノーキャンプ。今年も開催します



岩木山、白神山地、冬体験スノーキャンプ Part3    参加者募集中!
山から川へのつながり~目指せ水ガキ     

日  時 : 平成25年3月27日(水)~29日(金) 2泊3日
場  所 : 岩木山周辺、白神山地周辺
対  象 : 小学3年生~中学3年生
定  員 : 10人
参加費 : 15,000円(宿泊費、食費、指導料、その他)
内  容 : イグルー作り、廃油キャンドル作り、水の学習、ブナの森探検(スノーシュー)、
       雪遊び(雪板、タイヤチューブ、ソリetc) 
       ※天候等によりプログラム内容を変更することがあります。
宿  泊 : 岩木スポーツセンター ※1日目に作ったイグルーでの宿泊体験もします。
持ち物 : 初日の昼食(弁当)、飲み物、おやつ、寝袋、懐中電灯、着替え、お風呂道具、筆記具、
       防寒着、手袋、帽子、スノトレの他に長靴用意、保険証コピー、参加費(口座振込みも可)
主  催 :小川原湖自然楽校

問合せ・申込み
       小川原湖自然楽校 Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612
                      メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp



イグルー作り


スノーシューで森探検


雪板




ブナ林でスノーシュー体験

2013-02-18 | 自然楽校
2月17日(日)、自然楽校『第11回 ブナ林でスノーシュー体験』を行いました。

スノーシューのレクチャーを受け、林の中へと進みます。




30cmほど積もった新雪はふかふか。
転がっても気持ち良い~


動物たちも林の中を歩き回っています。


冬の林は葉っぱが落ちて林が明るくなり、春~秋の間は見つけにくいものが
見えるようになります。


キツツキの開けた穴や・・・


スズメバチの巣を発見!


ここはブナだけでなく、ミズナラ、ヤマザクラ、ホオノキなど様々な種類の
木が共生し、豊かな林を育んでます。


これは何という木の冬芽かな?
『ホオノキだよ』
『ホ~』

林の中を進んでいくと、眼下に小川原湖が広がり、ワカサギ釣りをする人々が見えました。




林を一回りしたところで、この冬イチオシ雪板が登場!





雪が積もっている斜面なら、どこでも遊べる雪板。
冬の林の散策に欠かせないアイテムになりそうです。


雪の中を歩いて、転がって、滑って、さすがにヘトヘト・・・?
にならないのが、自然楽校の子どもたち。
林を出たら、隊長 子どもたちの雪合戦です。



雪板を盾にするとはナイスアイディア
と思ったら、雪板が小さすぎて体が丸見えでした

さらにその後は、雪山登山。
『マッターホルンだー





着地成功。お見事!


この日のメインはスノーシューでしたが、雪板に雪合戦に雪山登山と、
雪遊びも存分に楽しみました。
林の中を歩いている時よりも雪遊びをしている時の方が、子どもたちの目がキラキラしていました。
やっぱり子どもは遊びの天才ですね。

3月の自然楽校は『第12回 宇宙体験ロケットを飛ばそう』です。
手作りのロケットを作って飛ばしてみましょう。










小川原湖ワカサギ釣り体験ツアー

2013-02-17 | 自然体験イベント
2月16日(土)、JAF会員のイベントの手伝いで、ワカサギ釣りを行いました。
ほとんどの参加者はワカサギ釣り初体験で、小学生の男の子は『ワカサギ釣りの夢を見た
ほど楽しみにしていたそうです。


道路から小川原湖へ。凍った湖の上に立つのが初めてという人もいました。


雪が積もっていて陸地のようですが、雪の下は氷。その下は水です。
人が立っている氷の下にワカサギが泳いでるんですよ



ココだ!と思う場所にそれぞれ穴を開けて、糸を垂らします。


この日のポイント(場所)は大当たり
続々とワカサギが釣れました。


なんと、一挙に4匹も


一番多く釣れた人は、一日で216匹のワカサギを釣り上げました。

記念すべき200匹目



この日の天気は晴れ時々曇り時々吹雪とコロコロ変わる天気でした。

太陽の暖かさを感じ、


自然の厳しさを感じながら、



冬の小川原湖でのワカサギ釣りを体験しました。




この日、テント無しでワカサギ釣りをしていたのは、私たちのグループだけでした。
ワイルドだろぉ~






RACリーダー養成講座(その3)

2013-02-16 | 指導者養成
3日目


〇川に学ぶ体験活動の指導法
2日目に学んだ指導法を生かすために、実際にスノーシュを履いて林を散策しました。
坪足では一気に埋まってしまうほどの雪の中でも、スノーシューを履くと歩いて行けます。



冬の林は木の葉が落ちて、木そのものの形や枝ぶりが美しく見えますし、
冬芽や葉痕(ようこん)を見ることもでき、春~秋とはまた違った面白さがあります。

冬の間じっと春を待っている冬芽。これはホオノキです。


葉痕を見つけました。


葉痕も冬芽も木によって形や様相が異なり、動物や人の顔に見えるユニークなものもあります。

葉痕ってね、葉っぱが落ちた痕なんだよ

雪の上に茶色くてまん丸なものがコロンと落ちていました。


 こ、これは・・・

“わたしの落し物よ”



キツツキが開けた穴や、


春の足音も見つけました。



〇おまけ
林を抜けたところの斜面で、雪板で遊びました。


いい感じ

そして・・・


雪と一体になりました



〇川と人、社会、文化のかかわり
ドリームキャッチャー作りをしました。ドリームキャッチャーは、ネイティブアメリカンのお母さんたちが、
自分の幼い子どもたちに『悪い夢を除いていい夢だけが子どもに届くように』と願って作る物です。
この実技では楽校で採ってきたツルを使い、好きなリングの形にしてオリジナルのドリームキャッチャーを作りました。










3日間の講習を終え、新たに小川原湖自然楽校の、高校生のRACジュニアリーダーが誕生しました
Rさんは、『これから三沢の子どもたちに川での自然体験活動の場を作っていきたい』と、意気込みを語ってくれました。
また、今回はリーダーでありながら自身のスキルアップを目的に参加した方もいました。
小川原湖自然楽校としてもリーダーの実践の場・活躍の場を作り、川での自然体験活動を広めていきます。

まずは、3月末の春休みスノーキャンプ
岩木山の麓で、イグルー作り雪上車体験ブナ林スノーシュー体験をします。

春休みに思いっきり自然体験をしたいという子どもたち(小学3年生~中学3年生)、
そしてスキルを磨きたいリーダーの方、ご参加お待ちしています

※詳細は後日HPに掲載します。



RACリーダー養成講座(その2)

2013-02-13 | 指導者養成
2日目

2日目は朝から野外での体験プログラム(実技)です。
防寒対策も学びの一つ。バッチリ重ね着をして出掛けました。

〇川という自然の理解
楽校で小川原湖のしくみと生態系を学んだ後、小川原湖でワカサギ釣りを行いました。
小川原湖では結氷するとワカサギ釣りができます。
ワカサギは回遊魚のため、いつ・どこを泳いでいるかわかりません。
だいたいのエリアをしぼり、釣り糸の長さ(深さ)も微妙に変えて糸を垂らします。

参加者のRさんはワカサギ釣り初体験です。


結果は・・・

見事!釣り上げました!!


一挙に3匹も。


この日は全部で95匹釣れました。
小川原湖の恵みに感謝です。




〇川に学ぶ体験活動の基礎技術
午後は雪上カヌーの実技を行いました。
雪上カヌーとは、読んで字の如く雪の上をカヌーで滑る体験です。
『カヌーは水の上に浮かんで漕ぐだけの遊びではなく、雪の上でも遊べるんだ!』という隊長の下、
斜度30度はある斜面にカヌーを運び、いざ滑走!!





このカヌーは底がわりと平らになっているので、スピードが出ても安定していて、
安全に遊べます。
川や湖は液体、雪は固体、どちらも『水』です。
水があるところでは様々な体験活動をすることができるという技術を習得しました。





〇川に学ぶ体験活動の指導法
スノーシューを使った指導法の講義を行いました。
明日の実技に向けて、知識と指導方法を学びました。




〇プログラム作りの基礎知識
自分がやりたいこと、子どもたちに体験してもらいたいことを考えて、
プログラムを組み立てていきます。


自分で立てたプログラムのプレゼンテーション。
講師や他の参加者からの質疑応答もあり、『そういうことも考えなくちゃいけないんだ』と、
新たな視点を身に付けたようです。



午前・午後ともに実技をみっちり行い、頭も体もフルに使った2日目でした。
(3日目に続く→)