小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

「カヌー」と「カヤック」ってなぁに?

2016-06-23 | カヌー


「カヌー」と「カヤック」ってそれぞれ何が違うの?と思う方、多いですよね
自然楽校の体験活動では「カヌー」という言葉を使いますが、「カヌー」とは、
一般にパドルで漕ぐ小舟の総称です。
(例えば、乗用車もトラックもスポーツカーも「車」と言うようなものです)

「カヌー」は大まかに
「オープンデッキカヌー(通称:カナディアンカヌー)」
「クローズドデッキカヌー(通称:カヤック)」に分類されます。

カナディアンカヌーは、現在のカナダ周辺にいた先住民が荷物を積んで川や湖を移動するのに使われていて、
デッキ部分が開放され沢山の荷物が積めるように作られています。


一方、カヤックのルーツは、北方系の先住民がアザラシなどの海獣を狩猟するための道具として使われたもので、
海上で波をかぶったりひっくり返ったりした時に、艇の中に水が入らないように作られています。


カヤックは使用する場所(海・川・湖など)によって、それぞれの環境や用途に適した
様々な種類のカヤック(シーカヤック・リバーカヤック・ファンカヤックなど)があります。



自然楽校には、カナディアンカヌーもカヤックもあり、活動場所や乗艇人数によって様々なカヌーが登場します
活動場所が小川原湖と比較的流れの緩やかな川ということ、そして、安定性を考慮してカナディアンカヌーと
ファンカヤック、シット・オン・トップ、ファルトボート(組み立て式カヤック)をよく使っています。

 
      カナディアンカヌー                  ファンカヤック 
 
      シット・オン・トップ                ファルトボート

シット・オン・トップは、艇の中に水がたまらない構造で、ひっくり返っても沈まず、艇を起こしてそのまま
よじ登って再乗艇できますし、ひっくり返した状態で艇の上から水の中に飛び込んで遊んだりすることもできます。

  

ファルトボートは一番良く使う艇で、テントのように組み立てて使います。
安定性が良いので初心者でも安心して乗ることができます。

 
自分で乗る艇に空気を入れる子どもたち         安定性があるのでこんな遊びもできちゃいます



カヌーは「敷居が高い」「難しい」といったイメージを持つ方も多いと思いますが、安定性の高いものであれば
初心者でも乗りやすく、遠浅で(風の状態にもよりますが)波の少ない小川原湖では安心して漕ぐことができます。
(とはいえ、水辺での遊びは命の危険が伴いますので、必ずライフジャケットを付け、初心者の方や自信のない方は、インストラクターと
一緒に漕ぐことをおすすめします!)

大人も子どもも一緒に楽しみながら体験を共有できるカヌー。ぜひ、親子で体験しに来て下さい



来月の自然楽校は、『高瀬川カヌー下り』です。
小川原湖から太平洋(河口)まで、高瀬川をカヌーで下ります。
親子で力を合わせてゴールを目指しましょう

 



隊長



小川原湖自然楽校
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