小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

小川原湖の絶景

2017-04-02 | 小川原湖
風がなく、穏やかな小川原湖に、息をのむほど美しい風景が広がっていました。





“ここは日本? ここは地上? それとも…?!”





立っている場所も、時の流れも分からなくなり、自然の中に溶け込んでゆくような感覚のまま、
ただ、そこに佇み続けていたくなる、小川原湖の絶景。出あえた奇跡に感謝です。



まりも



小川原湖自然楽校
  Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp 
 HP → http://ogawarako.yu-yake.com/
 Face book → https://www.facebook.com/Ogawarako.Nature.School/#

冬限定!結氷の小川原湖でカヤックで遊ぼう ~Qajaq & Floating ice~

2017-02-10 | 小川原湖
冬の小川原湖で遊んでみましたシリーズ その2

結氷といえど全面結氷ではなく、水辺が残っている小川原湖。
Qajaqで漕ぎ出し、薄く氷が張っているところでは面白い遊びが出来ちゃいました。


今週はじめは「トドごっこ」&「Qajaq」日和でした
シン・マリモがいなくなり、再び静けさが戻った小川原湖。よし、今だと、氷の上からQajaqを漕ぎ出しました。


氷とQajaq。なんぼいば 


気分はグリーンランド?!(笑)


水辺までQajaqを運びます。慎重に慎重に。

薄く張った氷の上にQajaqをセット。Qajaqに乗り込んでいる間にも、足元の氷にピキピキを亀裂が入っていきヒヤヒヤです。
慎重かつスピーディーにセット完了!

乗り込んだら氷が割れて(潜水艦のように)沈んでいき、カッコよく水上に漕ぎ出せると思ったら、
あれほど割れそうだった氷もQajaqに乗ってしまうと意外と割れず、パドルで掻こうにも氷上ではツルツルすべるだけ
仕方なく手を使ってQajaqを押し出しました。


水上へGO! あれ?沈まない…。


じわじわと浸水しながら、手を使ってよいしょよいしょと前進。



穏やかな水面に漂いながら、Qajaqに寝そべり見上げる空。至福のひとときです。


ふと周りを見渡してみると、プカプカと浮かぶ氷を発見。どうやら、シン・マリモが遊んでいた氷のようです。
『お!これ、おもしろそう~~~~!!』と、氷を使ってやってみたのがこれ。

~Qajaq & Floating ice~その1 
「The 氷運びレース☆」
単純にQajaqで氷を押しながら運ぶというものですが、これが意外と難しい!
氷が複雑な形をしていて、Qajaqの先端で押しているうちに、氷が回転して思わぬ方向へ動いていってしまいます。
右へ左へ、時にバックしてまた前進と、結構動きました
「これ、子どもたちとやったら面白そう~」さすがに冬の湖には入れられないので、夏の湖でですけどね

 
氷が回転する~と試行錯誤していると、運び方のポイントを見つけました
自然の中での遊びには、工夫や発見が出てきます。子どもたちにもそんな体験を沢山してほしいなぁと思います。




続いて、~Qajaq & Floating ice~その2 
「Qajaqに乗ったまま、氷の上に浮いてみよう!」
氷運びを終え、一息ついていたら隊長から「その氷の上に浮いてみたら?」との提案が。
:ん? 何をおっしゃる? 氷、沈みますよ??
:「氷の上でバランスブレイスやってみろ!」
:え~~~~~~~~?!!!
:「水の上で浮けるんだはんで、氷の上でも出来るべな」
:え、えぇまぁ…。理屈としてはごもっともですが、氷動いて歩くし、Qajaqを近付けるのも大変なんですよ~~
と思いつつ、ま、やってみるべとTry。

Qajaqを氷に近付ける → 氷をロックオン → 氷の上を狙いながらQajaqを横に倒す → バランスブレイスで浮く
難易度高―――――いっ!(笑)

数回目にしてなんとか成功と思ったら、スーッと手から離れていく氷。ちょっとちょっとぉ~?!
でも、バランスブレイスをすれば浮けるはず!と体勢を整えようとした矢先に、スルンと氷が離れ、ボチャンッ
(しゃっこ~~~~い!)と思った瞬間、反射的にパドルを動かし、浮上していました。
人間の反射神経ってすごいです(笑)



と、呆れちゃうようなこともしつつですが、冬の小川原湖でもカヤックを漕げますし、氷に乗ったり、運んだり、浮いたりと、様々な遊びを楽しめます。(天候、装備、レスキューなどの、安全対策を万全にした上で遊んでくださいね!)


今の時期は、あちらこちらでハクチョウの姿が見られ、天然記念物のオオワシやオジロワシにも会えます。
冬は何も無いなんて思わずに、冬にしか出来ない遊び(トドごっこ)や、出会いを楽しみに、小川原湖に遊びに来てくださいね

 
ハクチョウ(左)と オジロワシ(右)





小川原湖とQajaq。なんて絵になるのでしょう。こんなに絵になるのは日本でもココだけ!だと思います


5月末には、グリーンランドスタイルカヤックの全国イベント「SUPER GUTS2」が小川原湖で開催されます!
写真(2/5に撮影)ではあと109日ですが、今日であと104日です!
5月26日~28日は小川原湖へGO~~



イベントの詳細はこちらをご覧下さい。



「SUPER GUTS2」ってどんなイベント?
【速報】SUPER GUTS2 in Lake Ogawara 開催予告!!(楽校だより)
QajaqJPN,ホームページ
http://www.qajaq.jp/QJ_Website/index.html


まりも



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小川原湖でトドごっこ ~シン・マリモ現る!~

2017-02-09 | 小川原湖
~冬の小川原で遊んでみましたシリーズ その1~

今週はじめ、結氷している小川原湖で、今、ココでしかできない「アレ」をして遊んできました。



穏かに晴れ、風も弱く、絶好の日和

先発で隊長が結氷の具合を確認。
「たいちょ~~!どうですか~~~?」


オッケー やったぁ 

へば。

ゴソゴソ
んーキツイ
頭が出ないっ
ふぅ~~~ セット完了。

いざ。



気が付けば優雅に泳いでいたはずのハクチョウたちがいつの間にか一羽もいなくなった・・・。



そして、そこに現れたのは―






シン・マリモーーーーー!!


氷の隙間にあいた水の中から、シン・マリもが出現。
身の危険を感じつつ、様子を伺っていると…

氷を持ち上げてなにやら嬉しそうにしているゾ。


『ハッコウダ~♪』

お?おぉ。三角の氷が八甲田の山のつもりのようだ(笑)

水の中から氷上に上がろうとするも、体重をかけると割れてしまう薄氷。
となれば・・・方法は一つ。





海獣のように腹ばいになって這い上がる!!
よしっお腹が乗った!足を振って体を前に!前に!



氷上に上がるもまだ油断はできぬ。もう少し氷が厚いところまで、さらに前進。



落ち着いた様子のシン・マリモ。 
ちゃっかり八甲田をバックに、トドポーズ


これは、ドライスーツを着用し、結氷した小川原湖で遊ぶ自然楽校オリジナルプログラム、通称「トドごっこ」。
(まじめな名称は、小川原湖氷上歩き体験ツアーです
全面結氷のように氷が厚すぎても、逆に薄すぎても出来ず、ちょうど今くらいの厚さがベストコンディションです
例年、春が近付き『しがまくれ』が現れる時期がちょうどよいのですが、今年は厳冬期でも氷が薄く、今でも楽しめました。

※『しがまくれ』は、湖の氷が西風に押されてまくれあがった現象で、湖の東側でないと見られません。
暖かくなって湖の氷が溶けると見られるので、しがまくれを見ると春が来たんだなぁと感じる人が多いようです。

 
2013年3月 『しがまくれ』の時期に遊んだトドごっこの様子
→記事はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/ogawarako/m/201303

ドライスーツを着ていれば水の中に入っていても浮き、潜ったりしなければ体が濡れることもありません。
そして、遠浅の小川原湖では氷が割れて水の中に落ちても、立つことができます。
さらにさらに、寒くなったらすぐに温泉にも入りに行けるという、ロケーション

 


これはもう、遊ぶしかありません
ドライスーツのサイズに限りがありますが、ぜひやってみたい!という方は自然楽校までお問合せください。




※氷がはっている湖に行く時は、ドライスーツ着用、複数で行動するなど、安全対策をしっかり行い、
 十分注意して遊びましょう。


まりも




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小川原湖の結氷のはじまり

2017-01-16 | 小川原湖
こんにちは。先週は真冬日が続いて、冬らしいお天気となり、ようやく小川原湖が凍り始めました
今年もワカサギ釣りが出来るくらい凍るべか?
一番の厳冬期は2月上旬~中旬くらいですが、毎年このくらいの時期からソワソワし始めてしまいます。

ところで、小川原湖はどのようにして凍っていくのでしょう?
大きな湖が凍るって不思議ですよね
先週の小川原湖の写真を交えて、小川原湖が凍っていく様子をご紹介します。

~小川原湖の結氷の始まり~
小川原湖が結氷するには、雪が降り続くことと、雪が溶けないほどの気温の低い状態が続くことが必須です。
湖面に降った雪が溶けずに残り(雪が降り続くと、水温が下がり、雪が溶けにくくなります)
 ↓
雪玉やハスの葉のような状態になって、西風の影響で東岸に寄せられます。
 ↓
それがだんだん集まっていって凍り始め、次々に岸に寄せられるうちに凍って固まり、次第に沖へと広がっていきます。

小川原湖の結氷はこのようにして始まっていきます。実際の様子がこちら


11日(水)寒波襲来
「小川原湖が凍るかもーーーー?!」とわくわくしながら、湖畔へ行ってみると・・・
岸に雪玉が打ち寄せられているではありませんか!
さらには、雪がハスの葉状態になっている様子も見られました。これは結氷の期待です

 
 


翌12日(木)
雪玉があった場所では、沖の方まで氷が広がっていました。

 
波で打ち上げられる魚を狙って水鳥が集まっていました。 体感温度約-10℃の中、「これぞ冬の小川原湖!」と、はしゃぐまりも(笑)
 


13日(金)
前日よりも湖面が滑らかになり、新たに降った雪がうっすらと積もっていました。

 

さらに南の湖畔コテージ付近でも、雪玉と氷の塊が寄せられ、結氷が始まっていました。

 


そして昨日、15日。
湖畔コテージ付近では、少し風が収まり氷の結束は少し緩んでいましたが、小川原湖全体を見渡してみると、
結氷の範囲は広がっているように見えました。

 


2012年の全面結氷以来、小川原湖での全面結氷は見られず、年々、温暖化の気配を感じています
今回の寒波もピークを越えたようで、今週は寒さも幾分和らぎそうです。
ようやく凍り始めた小川原湖ですが、もしかしたら、この氷も溶けてしまうかもしれません。
小川原湖の結氷は、今の時期だけに見られるとても貴重で美しい光景で、私も大好きです
お近くの方は、ぜひ小川原湖に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

小川原湖の結氷と夕陽。
何処か北の果ての地にいるかのような美しさです。 


まりも



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冬には珍しい、穏やかな小川原湖の夕暮れ

2017-01-08 | 小川原湖
本日はこの時期にしては珍しく、風が穏やかな一日でした

夕刻、小川原湖を見に行くと、アツイ雲の合間から夕陽が顔をのぞかせた瞬間、
辺り一面やわらかいオレンジ色の光に包まれ、水面やヨシがキラキラと輝いていました。


     小川原湖を見渡せる高台にて


      夕陽を浴びて輝くヨシ

高台から小川原湖に向かっていく途中にある根井沼では、鏡のような水面が周囲の
風景を映し出していました。ここまで穏やかな水面は本当に久しぶりです。



小川原湖に着いた時には、夕陽は薄い雲の中に沈み、優しい光に変わっていました。
ゆっくりと空と同じ色に染まっていく小川原湖。
穏やかな水面に映し出される風景は、まさに別世界にいるような美しさでした。




まりも



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