小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

わくわくQajaq作り♪ ~十Qajaq十色~

2017-02-26 | スキンカヤック
こんにちは。まりもです。
今日は朝から陽光が燦々と降り注ぎ、暖かい日和でした。


工作室の窓から見える風景。雪に光が反射してとっても眩しい~~!

ボガボガする工作室で、My Qajaqの寸法や角度、デザインを思案。
Qajaq作りは自分が作りたいQajaqの完成形のイメージをしっかりと持つことが大事です。
寸法や角度、パーツの取り付け位置などの“設計図”を頭の中に思い描けるまで、考えては悩み、考えては悩み…

頭の中がグルグルしてきたので、楽校にあるQajaqを廊下に並べて見てみました。


各地のGカヤッカーから寄贈していただいたスキンカヤックたち。
これだけのスキンカヤックが揃っているのはかなり貴重です。
寄贈してくださったみなさん、ありがとうございます



グリーンランドスタイルカヤック(Qajaq)は、乗り手に合わせて手作りします。
同じものは一つとしてなく、フネの性格もそれぞれ違います。
人間のように一艇一艇に個性があり、まさに

十Qajaq十色!!





一見同じように見えるQajaqでも、上から見たり、横から見たり、じっくり眺めてみると、違いが見えてきます。





コックピットから中をのぞいてみると、さらにまた面白い!



ね?みんな違うでしょう? フネによって、リブも様々なカーブを描いています。


眺めているだけで飽きないQajaq。いや、むしろ至福の時間です。
こういう風に作られているんだ!と “フネのつくり” を見るのも楽しいですが、『このフネは水に浮かべた時にどんな感じになるのだろう』 と、 “フネの性格” を想像するのもまた楽しいです。
やっぱり、どんなに想像しても実際に漕いでみないと、そのフネの本当の性格(性質)はわかりません。
実際に漕いでみて、フネの性格を知って、うまく付き合いながら乗りこなす。なんだか人間と似ていますね。


 
一艇一艇、作り手の想いが込められた、世界にたった一つだけのQajaq。近付いてみると、Qajaqたちの声が聞こえてきそうです。


さて、どんなMy Qajaqが出来上がるか、わくわく してきます。
早く作業に入りたい気持ちをグッと堪えて、もう少し悩みます(笑)
更新はどうぞ気長にお待ちください



これだけのQajaqが見られるのは、県内、いえ、東北でここだけです。
いつでも見学できますので、お近くの方は事前にご連絡の上、ぜひお気軽にお越しください



まりも



Information
3月1日(水)~5日(日)、小川原湖自然楽校にて 『第2回グリーンランドスタイルスキンカヤック製作講座』を開催します。
ワークショップ形式で、メインフレームの製作を行ないます。「カヤック作りは初めて」という方でも大丈夫大歓迎です
詳細はこちら『第2回グリーンランドスタイルスキンカヤック製作講座』






小川原湖自然楽校
  Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp 
 HP → http://ogawarako.yu-yake.com/
 Face book → https://www.facebook.com/Ogawarako.Nature.School/#

わくわくQajaq作り♪ My Qajaq作るどー!(2)

2017-02-24 | スキンカヤック
~Qajaq解体 続編~

こんにちは!まりもです
前回はフレームの「ハル」部分を解体し、エンドピースとブレストフックを外すところまで行いました。
今回はフレームの「デッキ」部分を解体レインフォースメント、ビーム、マシックをガンネルから外しました。
前回の様子はこちら→『わくわくQajaq作り♪ My Qajaq作るどー!(1)』

ビームとガンネルがダボでしっかり固定されていてなかなか抜けない~~~

 

そんなときは、これで叩きます

 
ガンネルを傷付けないように、金槌で叩く箇所に端材をあてています。 もうわんか♪


ひとまず、ガンネルからビームとマシックが外れ、ガンネルが一本ずつに分離しました。やった~~

 

このあと、ガンネルからビームを外し・・・


Qajaq解体完了~



Qajaqのパーツを並べてみました

複雑に見えるQajaqですが、こうして見てみると、それほどパーツの数は多くはなく、案外シンプルなのだとわかります。
通常、組み立てる段階に沿って、パーツを作り、フレームに取り付けていくので、このように全てのパーツを同時に見ることはできないため、ある意味貴重な写真が撮れたと思います


さ、いよいよ採寸して加工に入っていくどー


まりも



Information
3月1日(水)~5日(日)、小川原湖自然楽校にて 『第2回グリーンランドスタイルスキンカヤック製作講座』を開催します。
ワークショップ形式で、メインフレームの製作を行ないます。「カヤック作りは初めて」という方でも大丈夫大歓迎です
詳細はこちら『第2回グリーンランドスタイルスキンカヤック製作講座』





小川原湖自然楽校
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SUPER GUTS2 詳細UP! & ゲスト講師メッセージ☆

2017-02-23 | グリーンランドスタイルカヤ
SUPER GUTS2まで、あと91日!約3ヶ月となりました

主催するQajaqJPN,のウエブサイトに、SUPER GUTS2の詳細がアップされ、USAから来日するゲスト講師、Kayak WaysのTurner Wilson(ターナー・ウィルソン)さん, Cheri Perry(シェリ・ペリー)さんから、日本のGカヤッカーに向けたメッセージが掲載されました!



以下、QajaqJPN,ウエブサイトより抜粋
From the snowy foothills of Maine, Cheri and I want to say how much we are looking forward to visiting Japan. Interacting with the members of QajaqJPN. It will be our pleasure to engage you as individuals and as a group, sharing our passion for the traditional ways of kayaking. It is important to us to continue to both celebrate the old ways and respect the lessons of these experiences. Skills give you confidence, and in their exercise one becomes both more independent and more valuable to others in your paddling circle.
Turner & Cheri


お二人は世界的に活躍するグリーンランドスタイルカヤックのインストラクターで、これを逃したら次に日本で彼らのレクチャーを受けられるのはいつになるか分かりません SUPER GUTS2は彼らのレクチャーを直接受けられるとても貴重な機会です。しかも、今回はロールレクチャーのみならず、カヤックやパドルのギアメンテナンスのレクチャーも受けられるというスペシャルイベントこれはもう、是が非でも参加したい 参加する価値大です。

SUPER GUTS2は、5月26日(金)~28日(日)に小川原湖自然楽校と小川原湖をメイン会場に開催されます。
Gカヤッカーはもちろん、初めてGカヤックに乗るという方も大歓迎です!


参加してみたいと思った方は、今すぐこちらへアクセス


QajaqJPN,ウエブサイト(「SUPER GUTS2」の詳細もUP!)クリック



小川原湖自然楽校
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わくわくQajaq作り♪ My Qajaq作るどー!(1)

2017-02-23 | スキンカヤック
こんにちは。まりもです。先週末から、ついにMy Qajaq作りを始めました。
今回は以前登場したHAPPY号を解体し、使える材料をリユースしてQajaqを作り直します。

  
HAPPY号は全長約6mとビッグサイズ☆ これをサイズダウンして、私のサイズに作り直します。

まず、コックピットを外し、

 
スキンと縫い合わせたシニューを切ると、コックピットフレームが本体から外れました。コックピットフレームもビッグサイズです☆

続いて、船体布を切り・・・

 
「新たないのちを吹き込むからね。」と思いながら作業を進めていきました。

 
両端は隊長にも手伝ってもらいました。

フレームと船体布を分離!
普段見ているのは「フレーム」または「完成したQajaq」なので、船体布の中にフレームが入っている状態を見るのは新鮮でした。

 
卵の殻に守られるように、船体布にすっぽり収まっているフレーム。きれいだなぁ~。


続いて、フレーム(ハル部分)の解体へ。はじめに、チャインを取り外します。
リブとチャインを結っている“シニュー”をハサミでチョキチョキ切ると、あっという間にチャインが外れました。

 

キールもチャインと同じくチョキチョキ。唯一、手間取ったのがここ!
“ダボ”によってしっかり固定されていて、なかなか抜けません。再び隊長にヘルプを要請

 
 
作る際はダボを打ち込むので、実際にどのように入っているのか分かりづらいですが、こうして解体してみると、仕組みがよくわかりました。なるほど~。

続いてリブを抜きます。リブはあっさり抜けました(笑)

 
さすがにリブのリユースは難しいので、新たな材を曲げて作ります。

フレーム(デッキ)を下向き→上向きにし、一呼吸。
来月の「スキンカヤック製作講座」までに、スタートからこの状態まで作り上げたいです。けっぱるどー!(^O^)/

 
隊長はQajaqを触っている時、いつも本当に楽しそうです。この時も上機嫌で“シェー”のポーズ(笑)

さらにもう一息。ブレストフックとエンドピースも外してこの日の作業はここまで。

 


はじめから材料を組み立てる時には、作業工程や全体像が掴みにくかったけれど、こうして解体から始めると、全体像を掴んでから作業工程の逆順を追っていくことで、実際の作業手順をイメージすることができ、各パーツの役割や組み立てる際のポイントを知ることができて良いと思いました。
残る解体作業は、レインフォースメント、マシック、ビームを取り外し、ガンネルと分離させること。あっという間にできるでしょう 解体後は、採寸した寸法に合わせて材料を加工し、組み立てへ。たのしみだなぁあ
わくわくQajaq作りおもへ~


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アニマルトラッキング&森のゲレンデでソリ遊び

2017-02-22 | しちのへ☆スノーワンダーランド
2月19日(日)、親子向けプログラム『アニマルトラッキング&森のゲレンデでソリ遊び』を行ないました。
朝から雪が舞っていましたが、子どもたちは元気いっぱいで森に出掛けました。

 

みんなが坂を下りてくるところを撮影しようとスタンバイしていると、坂の上からなにやら話し声が。

隊長:「みんな駆け下りろ~!まりもを倒していいぞ~!!」
子どもたち:「え?ホント?! いいの? 」 

?! な、なんですと



子どもたちがダッシュで向かってきたぁあ―――!
4対1。 マ、マズイ。





来た、きた、キタ―――!!

バッ タ―――――ン!いたぁあ~~い





子どもたちを次々と雪の上へ投げていく“シン・マリモ”(笑)
4対1とはいえ、このくらいなら序の口。まだまだ子どもたちには負けません~




雪まみれになって遊んだ後は、冬の森の自然観察。
新たに降った雪で動物たちの足跡は雪で隠れてしまっていましたが、冬芽や珍しい繭を見つけてじっくり観察しました。

 
 


そして、いつも面白い発見をする感性豊かなSくんは、この日も抱いた疑問を自ら試し、解決していました。
Sくん:(桜の小枝を見て)「これ、どんな味がするんだろう?」



「ん!うぇ~。(ぺっ) 変な味!」
 


そうだよね、おいしいものではないよね…
身を持って体験したSくん。その探究心、行動力は素晴らしいです

でも、でもね・・・

「うぇ~~~。ぺっ」を、3回以上繰り返していたのは、なぜだろう???(笑)




そんなことをしながら歩いていたら、あっという間に森の遊び場に到着。
ここは、下見の時に見つけた、“とっておきの場所”。ここでどんな遊びができるかというと・・・

ジャーン!!



This is Wonderland☆

「遊園地よりもおもしろい!」と、子どもたちに大好評のツタのブランコ
みんな「ちょっとこわいけど、楽しい♪」と、入れ替わり立ち代わり遊んでいました。
もちろん、大人だって遊びます
「森でブランコに乗ったのは初めて!」「ブランコに乗ったのなんて、すっごく久しぶり!」と、笑顔でこいでいました。

 
 
  
本物のツタのブランコも楽しいね ここはまさに、森のワンダーランド 



ツタのブランコで遊んだ後は、お待ちかねのソリ遊び。
森を抜けると目の前には広がる真っ白な斜面。誰も足を踏み入れていないヒミツのゲレンデで、おもいっきり滑ってきました。



Ready~~~~ GO

 
 
 
二人乗りや、スノボ風の立ち乗りにもTry

 

途中で転んだってへっちゃら!だって、雪の上はこんなに気持ちいい~

IちゃんとSくんは雪の上で転がるのがとっても楽しそうでした

 
 
Iちゃんが寝転がった雪の上に、天使が現れました 


こちらは、親子ジップフィー対決

 
子どもが記録を伸ばすと…
 
お母さんはその先へ。母、渾身のガッツポーズ

互いに距離を延ばして記録を更新。一進一退の勝負が続きました。
結果、勝者はお母さん。『まだまだ小学生には負けないわよ~!


汗をかくまで滑っては上り、滑っては上り・・・

 
 

大人も子どもも、本気で遊び、本気で楽しんだ雪遊び。

遊びきったその笑顔は眩しく輝いていました。



みんないい顔 自然の中の遊びは最高です
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました
また一緒に森へ遊びに行きましょう


まりも



小川原湖自然楽校
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