小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

のびのびキッズ 7月 『親子で青空キッズヨガ&森の水辺であそぼう』 開催のお知らせ

2014-06-26 | 森のようちえん
小川原湖森のようちえん のびのびキッズ7月
 参加者募集中!


第3回 7/12(土)
『 親子で青空キッズヨガ in小川原湖 & 森の水辺であそぼう 』

森Cafe アロマで作る虫よけスプレー

7月の『のびのびキッズ』は、小川原湖畔&森で一日過ごします。
午前中は6月にも大好評だった、“親子でできるキッズヨガ”小川原湖畔でおこないます。
(6月の『親子で青空キッズヨガ』の様子→楽校だより
青空の下でのびのびとヨガをしながら、お子さんと一緒にスキンシップ&リフレッシュ
キッズヨガの後は、大人だけのヨガの時間もありますよ(子どもたちは別プログラムで遊びます。)
ほんのひとときですが、一人でゆっくり自分の心と体と向き合う時間を過ごしてみてはいかがでしょう
今回も長沖みのりさん(『はっぴぃ よ~が♪教室』を主宰されているヨガ・インストラクターであり、
看護師さんです)を講師にお迎えします。

ヨガの後の森Cafeでは、フレッシュなフレーバーウォーターを飲みながら、アロマオイルで虫よけスプレーを作ります。こちらはキッズママのステファニー(日本人です) が教えてくださいます。
午後は森の中を散歩しながら、水辺で生きものさがしをします。網で“ガサガサ”してみると…
小さな魚やエビ、もっと大きな○○に出会えるかも?!My網と水槽を持ってレッツゴー




日   時 : 7月12日(土) 
時   間 : 9:30(集合)~14:30(解散)
集   合 : 小川原湖畔
活動場所 : 小川原湖周辺
内   容 : 親子でできるヨガ体験、アロマで作る虫よけスプレー、森の水辺あそび など
対   象 : 3歳~6歳の未就学児とその保護者 ※2歳以下は応相談
定   員 :10組(20人程度) ※先着順
参 加 費 : 親子1組(大人1人・こども1人) 2,500円 ※2人目以降は+500円/人
服   装 : 長袖、長ズボン、長靴、帽子、手袋 ※ヨガは動きやすい服装で可。 
持 ち 物 : 昼食、飲み物、タオル、着替え、ビニール袋、雨具(上下セパレート)          
主   催 : 小川原湖自然楽校
共   催 : 家庭教育支援オフス  
問合せ・申込み
       小川原湖自然楽校 Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 
                  メール
:ogawrako00@gmail.com



「森のようちえん」は、デンマークの一人のお母さんが自分の子どもとお隣の子どもを森の中で
保育したのが始まりと言われています。大人の考えを強要せず、自然の中で子どもたちが感じ・
考え・自主的に行動することを大事にし、自発性や協調性を育むようなかかわり方をしています。

小川原湖自然楽校の森のようちえん『のびのびキッズ』では、森だけでなく、湖・川・海など、周辺に
広がる様々な自然の中で保育を行い、豊かな感性を育みます。
(森のようちえんに関する詳細はこちら⇒「森のようちえん全国ネットワークHP」


信じて 見守る…

第3回 仏沼の野鳥と水生生物の観察会

2014-06-25 | 自然楽校
6月22日、『仏沼の野鳥と水生生物の観察会』を行ないました。
今回は、三沢市、八戸市、おいらせ町、野辺地町、青森市から11組の親子が参加されました

午前中は仏沼で野鳥の観察をしました。
ガイドの関下さんに双眼鏡の使い方を教えていただき、さっそく野鳥を探してみます。

辺りはにぎやかな鳥たちの声が聞こえます

『あっ!カモだ。』

『あのヨシの先端にオオジュリンがとまっているよ。』

オオジュリンの飛翔

仏沼はラムサール条約に登録された条件湿地で、様々な野鳥が生息しています。
今の時期は早朝に訪れると、鳥たちの鳴き声がシャワーを浴びるようにあちこちから聞こえるそうです。
小川原湖畔(仏沼)は「残したい日本の音風景100選」(環境省選定)に入っているんですよ
『ビジョビジョビジョ』 『ピ カ ジュー』など、仏沼にいる野鳥の鳴き声や、お隣の八戸市・蕪島のウミネコ
の鳴き声も教わりました。

関下さんが草を手で挟み、息を吹きこむと・・・ウミネコの鳴き声にそっくり

親指の付け根で草を押さえ、親指の側面と人差し指で引っぱりながら挟みます。

コツを掴むまでがなかなか難しい

プ~ いい音でたかな?

ウミネコはこんな格好で鳴くんだって

草むらに小さなトンボを発見

仏沼は野鳥とともに、様々な種類のトンボも生息しています。

カラカネイトトンボ♀

ヨツボシトンボ

なんと、羽化中のトンボにも出会いました神秘的ですね。


午後は小川原湖畔で水辺の生き物さがし、通称 “ガサガサ” をしました。


草むらや岸辺に網を入れて“ガサガサ”


何かいたかな?

大人も子どもも夢中です

フナとハゼの仲間がいました。

場所を変えて、水際でも網を入れてみます。




『ヌマエビ発見!』

何やら小さな生き物がたくさんいるようです。


どんな生き物がいたかな?ミルソーや水槽に入れて観察します。



ヌマエビとシャジクモ(絶滅危惧種の水草)

ゲンゴロウの仲間

水面から眺めただけではなかなか気付かないけれど、ちょっと“ガサガサ”をしてみると、
様々な生き物がいるんですね。

今回は仏沼と小川原湖畔で観察しましたが、青森県には豊かな自然があふれています。
日常の風景、当たり前のような自然のなかに、実は貴重で多様な生物の生態系が存在しています。
ぜひ、みなさんの身近な自然をゆっくり観察してみてくださいね



この自然を親から子へ、そしてまた次の世代へ…



次回の自然楽校は、7月13日(日) 『高瀬川カヌー下り』です。
高瀬川を太平洋の干潮に合わせて、小川原湖~高瀬川~高瀬川河口までカヌーで下ります





のびのびキッズ 『親子で青空キッズヨガ&パパママCafe』 

2014-06-15 | 森のようちえん
本日、森のようちえんのびのびキッズ『親子で青空キッズヨガ&パパママCafe』を実施しました。
今回の参加者は親子4組。双子や兄弟の子どもたちもいて、ワイワイ賑やかにスタートしました


まずは“フレーバーウォータ作り”です。
フレーバーウォーターはわかりやすく言うと、“風味をつけた香りを楽しむ水”です。
果物はもちろん、野菜やハーブなどでもOKで、自分の好みの味や香りの水を自宅でも
簡単に作って楽しむことができるんですよ。

キュウリのフレーバーウォーター

キュウリを輪切りにして水を入れたポットに入れるだけでOK
これなら短い時間でパパッと作れますね。

ベリー&ベリーのフレーバーウォーター

イチゴのへたを切り、

ブルーベーリーと一緒に容器に入れて、果汁を搾ります。

上の容器に水を入れて、シェイクシェイク
こし器の付いたガラスのポットに移して、できあがり~


パイナップル&ミント、ベリー&ベリー、キュウリ。
3種類のフレーバーウォーターを作りました。
保冷剤を入れたクーラーボックスに入れて冷やしておき、味見はヨガの後のお楽しみです



続いては、森のようちえん初の試み。“親子で青空キッズヨガ”です。
梅雨入り以降、連日雨が降り続いていましたが、みんなの願いが届いて曇り空になりました
講師は長沖みのり先生です。『はっぴぃ よ~が♪教室』を主宰されている、ヨガ・インストラクター
であり看護師さんです。


大地の上で広い空を見ながら行なうヨガ。気持ち良さそう~

動物のポーズ。これは長いお耳のうさぎさん。

体の側面が伸びて気持ち良い~!三角のポーズ。

三沢の空でよく見る…飛行機のポーズ。

ギッタン、バッコン、おふねのポーズ。
来月の 『親子で青空キッズヨガ(7/12)』 は小川原湖畔でやりますよ~


子どもたちにも想像しやすい身近なポーズが沢山あって、子どもたちは最後まで飽きることなく
お母さんと一緒にヨガが出来ましたみのり先生ありがとうございました



体を動かした後は、フレーバーウォーターCafe
みんなで作ったフレーバーウォーター。どんな香り&味がするかな?


今日作ったものと、

昨日作ったもの。香りや味は違うかな?


みんな、どう?


子どもたちの感想は…Yくんのこの表情で想像してください


子どもたちは素材の味やジュースの味を思い浮かべて飲んでしまうのか、『うすい!』
という声が続発。はい、率直な感想ですね

お母さんたちが一番飲みやすかったのは、パイナップル&ミントだそうです。
ベリー&ベリーは素材の味をイメージして飲むとかなり味が薄く感じるので、
『イチゴを食べて水を飲みたい』なんて声もありました。
個人的には意外とキュウリがさっぱりしていて美味しいと思いました。

ちなみに、一日おいたものと当日に作ったものを飲み比べてみると、
味は一日おいたものの方が濃く、香りは当日作ったものの方が強かったです。

風味と香りのついた水 “フレーバーウォーター” は、ジュースほど味が濃くないので、
食事にも合い、フレッシュな果物や野菜、ハーブで作るため体にも優しい飲み物です。
暑い日の水分補給にぜひオススメです


フレーバーウォーターを楽しむには少し肌寒い一日となりましたが、子どもたちは
元気いっぱいに公園の中を走り回り、ヨガでものびのびと体を動かしていました。




日々すくすくと成長している子どもたち。
「のびのびキッズ」では、今しかできない親子での自然体験を四季折々の自然の中で行なっています。
次回の 「森のようちえん のびのびキッズ」 は、
6月29日(日)『水辺のいきもの探し&畑作りとおやつ作り』です。(詳細はこちら→『楽校だより』
参加申し込み受付中ご参加お待ちしています

(予告)
『親子で青空キッズヨガ』 第2回目は、7月12日(土)小川原湖畔にて開催予定です。
詳細は近日中に自然楽校HP、楽校ブログにてお知らせいたします。













~浮島体験~東奥日報(6/11)夕刊

2014-06-13 | メディア
こんにちは
6月11日付の東奥日報夕刊に浮島の記事が掲載されました。


 ↑ 浮島のことや、先日の浮島体験(→『浮島移動大作戦!』 楽校だより)の様子も
    書かれています。

浮島は “ひょっ○りひょうたん島 ” のように沼をプカプカ漂っています。
強い風が吹くと島に生えている立木が帆のような役割をして、まるでヨットのように
ス-イスイと水面を滑るようにして動いていきます。

浮島は他にもいくつかありますが、これだけ身近に観察したり探検したりできるものは、
なかなか無いでしょう。この浮島はずっと昔からこの地域の人々に大切に守られ、後世
に受け継がれてきた自然の一部なのです。

この貴重な浮島が、最近、根井沼に来る一部の釣り人に(釣りに邪魔だからと)崩されたり、
釣りで出たゴミが根井沼の畔に置き去りになっています




自然の恩恵を受けている人間が、自然を大切にすることは当たり前のことのはずなのに、
自然環境を壊すなんて…。
多くの釣り人はゴミの持ち帰りや自然環境に配慮していると思いますが、
そうではない人たちによるこのような現状があることも事実なのです。
今一度、自身の姿勢を見つめ直し、自然環境に配慮した行動をとってほしいと願います…







(おまけ)

沼の畔に絶滅危惧種のカラカネイトトンボがいました。
沼には多くの生き物たちが共存しています











津軽と南部の気候

2014-06-09 | 日記
今日は青森大学で環境教育の講義をしてきました。(もちろん、講師は隊長です!)
講義と言っても話だけで終わるのではなく、Project WILD-プロジェクト・ワイルド-
という環境教育プログラムを使い、ワークショップや模擬体験のアクティビティを通して
環境について学ぶ講義です。
毎年、今頃の時期に2年生の学生を対象に行っていますが、今年の学生は今までで
初めてのアイディアが出たり、活発に発言していて、とても意欲的に取り組んでいました


三沢は今日も朝から雨が降り、ヤマセの霧に覆われていましたが、みちのく有料道路を
通過して青森市に入ると青空が見え始め、岩木山が“わんつか”顔を出していました。

青森大学に着いた頃にはこの青空

市内中心部は20度を超える暑さで学生たちも半袖にハーフパンツと夏の装いの中、
長袖にベストまで着ていた私はおもいっきり浮いていました

我慢できない暑さではないけれどやっぱり暑い
三沢の涼しい気候に体がすっかり慣れているんですね。


帰路は八甲田を越えて十和田に向かいました。
山の向こうにはヤマセの雲が… 空を覆う雲の中にぐんぐん突入!

十和田市に入ると霧の歓迎を受け、『南部に帰ってきたなぁ』と実感しました。


ヤマセは農作物にも大きな影響を及ぼします。
農家の方が大切に育てている作物が無事に収穫できますように…


を挟んでまるで違う国に来たかのような津軽地方と南部地方の気候の違い。
青森県ならではの気候・風土で、他県にはない魅力ではないかと思います。
この“違い”がそれぞれの地域の文化や生活に深く関わり、自然環境とともに人々の暮らしが
営まれてきたことを、青森県で育つ子どもたちに体験をとおして学んでほしいなぁと思います。

そんな想いから、昨年の夏休みに津軽と南部を横断する8泊9日間のキャンプを行いました。
(『2013小川原湖冒険キャンプ』の様子→楽校だより
そして、今年の夏も 津軽の文化体験南部の自然体験 をテーマにしたキャンプを行います
(詳細は後日HPにてお知らせします)
受け継がれてきた伝統・文化に触れ、豊かな自然の中でおもいっきり遊ぶ2014年の冒険キャンプ。
子どもたちのはじける笑顔に出会える夏が待ち遠しい~
夏に向けて(涼しいうちに)体力をつけておかなくてはっ
南部の涼しさを味方に、今、できることをけっぱります



(おまけ)

山越えの途中、田代高原でツツジが満開を迎えていました。
蛍光色のような色鮮やかな花が高原を彩っています。
今の時期は山の植物が本当にきれいです