小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

雪体験!スノーキャンプ 1日目

2014-04-04 | 自然楽校
3月28日~30日に岩木山麓でスノーキャンプを行いました。
今回の参加者は小学3年生から中学2年生の5人。
うち、1人は宮城県からの初参加です
少数精鋭のスノーキャンプ。少人数だからこそ体験できる楽しさもありました。
そんな3日間の様子をご報告します。


1日目 イグルー作り

スノーキャンプの拠点は岩木山麓にある岩木スポーツセンターです。
毎年お世話になっていますが、今年度は夏の冒険キャンプでもお世話になりました。

センターに到着後、職員の方にご挨拶。半年ぶりの再会です。

荷物を置いてお昼ごはんを食べたら、さっそくイグルー作り開始
今回は4人用のイグルーを作ります。


続いて、少し離れた場所で一列に並んで雪を踏み固めます。


雪を固めたらスノーソーで切り込みを入れます。
スノーソー係は重要任務
互いに相談しながら大きさを測り、切り込みを入れていきます。


2人とも息が合っていますが…  ち、ちかすぎっ

だんだん“様”になってきました。

ブロックの切り出し係は唯一の中学生H君。
切り出したブロックをそりに乗せてイグルーまで運びます。

このブロック、スコップで持ち上げるにはとっても重い
そり係のSちゃんは、H君が乗せやすいようにそりを近くに寄せたり
傾けたりしてあげていました

「そりは楽そうでいいなぁ~。」一見そう言いたくなるようなそり係。
とんでもない!ブロックを乗せて坂を引っ張り上げるのも重い重い!
小さな体で一生懸命引っ張りました。



イグルー作りは力仕事。楽な作業はありません。
自分だけが大変だと思っていても、作業を交替してみると、「こっちも大変なんだ」
とわかります。時々、係を交替しながら進めていたのですが、自分の得意な作業に
落ち着き、自然と役割分担ができていました。



2段積み上がったところで一旦休憩。
「休んでいいよ」と言っても、雪を投げて遊びだした子どもたち


雪を投げているだけでも楽しい!それが子どものスゴイところ
大人がこんな顔をするキャンプをやりたいなぁ


スイッチを切り替えてイグルー作り再開。目標は6段です。
イグルーが高くなるとブロックを持ち上げるのも大変です。

ブロックがなかなか持ち上げられず悪戦苦闘していると、そばで見ていた子がひらめきました。
「そりごと持ち上げたらいいんじゃない?」
「なるほど~


持ち上げるのも1人より2人で。
新しい方法を考えたり、力を合わせようという気持ちが芽生えたり…。
体験の中で子どもたち自身が生み出していきます。

6段まで積み上がったら、内側と外側から出入り口を掘ります。


かんつう~

イグルーの中からセンターの方を見れば…

いつの間にか雲が晴れて目の前に岩木山の雄姿が広がっていました。

イグルー完成~





子どもたちが順番に外に出ていく中、ここで事件が!!

隊長が出口から出てこない
「誰か引っ張って~!!

中学生のH君が引っ張ってもびくとも動かず、小学生も加勢して “おおきなかぶ” 状態。
(どうやら下を深く掘りすぎて、途中でエビ反りになっていたようです)
スタッフは微笑みながら しばし静観。
その後、子どもたちに加わり、無事引っ張り出しましたとさ。




みんなでがんばって作ったね

※通常、イグルーはかまくらのように天井まで作りますが、今回は気温が高すぎて雪のブロックを
上積みすると天井が崩れる可能性があるため、天井の部分にブルーシートを被せました。


夜、ドキドキのイグルー泊体験。
1日目の夜は男子4人で泊まりました。



おやすみなさい


明日はブナの森を探検します。


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