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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「文藝別冊 神谷美恵子」

2017-11-03 | _よむ__

“神谷美恵子著作集、どこまで読んだんだっけと 別まわりぐるぐるまで発生し
あ、「ウルフ」読んでいない。「生きがいについて」、ついていくのが大変だった。
―80年代、ぽつぽつ思い出す。 ”

「文藝別冊 神谷美恵子」 2014 を手にしている。
80年代、「青いりんごのふるさと」からの流れで 神谷美恵子に出会った。
ちょうど著作集が逐次刊行されていた頃だった。 
今回のムックの中には 学生一人暮らしをしていた長男・律さんのことをあれこれ心配する書簡が 未発表だったものとして収められている。(律さんの弟さんの方は ちょっと前だけどTVで見かけたことがあったな。面白い笛の演奏者なのです。)時は1968年を前後する頃。九通の手紙が掲載されているが、それぞれに律さんの今の思いのコメントも付いている。その頃律さんは大学紛争、そのまっただ中にいる学生生活。自分の母親が書いた大学紛争を案じる一文(それは、著名な大学教師としての立場からも書かれている)が新聞に載っているのを目にもしていたような時代。それは大変複雑な心境だったのだろうな。と なんだか息子さん目線で読んでいった。
美恵子さんの好きな音楽、美恵子さんの初恋話!、いろいろ載っていて ムックとは目の回る世界である。

 

 

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