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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている。」

2017-11-05 | _気な・気な_

映画「めぐりあう日」を借りてきた。
原題は 「Je vous souhaite d'être follement aimée」 。
アンドレ・ブルトン(誰?)著「狂気の愛」の中の文章とのこと。(光文社古典新訳文庫に入っている海老坂武訳によると 「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている。」。これが英題になると 「Looking for her」 。うーん。。。作品内容をひと口で表してはいる、英題。)

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「産みの親を知らずに育ったエリザ(夫と8歳になる息子とのパリ3人暮らし)は養父母の了解のもと、実母の調査を専門機関に依頼しているが、匿名で出産した女性を守る法律に阻まれ、実母にたどりつくことができない。6か月後、ついにエリザは自ら調査をするために、自分の出生地である港街ダンケルクに、息子ノエと共に引っ越して来る。」(公式サイトの「ストーリー」より)

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「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている。」

愛は愛したり愛されたり、けれど
旅は旅するのに旅されない、
恋も恋するのに恋されない。と
まっっったく関係ないことを頭に浮かべながら鑑賞した。
(旅するは旅をする。恋するも恋をする。なのに、愛するは愛をしない。)
(↑文法学者からやいのやいの言われそうだ><。きっと説明はつくのだろう。勝手に気になっている。)
誰?なんて言っている私だからそうなっちゃうのかな。
ブルトンでJe vous souhaite d'être follement aiméeと続いたら
「アンドレ・ブルトン?分かるわよ。」圏 の人々は 「ああ、あれか(あの一節か)。」ってなるのかな。
英題・邦題が「Looking for her」・「めぐりあう日」とされたことは
「アンドレ・ブルトン?分かるわよ。」圏外 の人々に向けて
丁寧なる道案内表現をしている、ということになるのだろうか。

 

ピアノの音。
アネットという女性のいくつかのセリフ。
心に残り 響いていきました。

 

 

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