芥川賞づいて 絲山秋子「沖で待つ」を読んだ。
併録の「勤労感謝の日」も読んだ祝日の日。(なんとなく書いておこうかと。祝日土曜重なりはやはり残念ですね。)
「沖で待つ」のあらすじも何も知らずに読み始め、早々に
お そうなるの? と驚いた。スライドするように
似ているような似ているというよりも近いというような
「ブラッシュアップライフ」を思い浮かべることとなった。
「ブラッシュアップライフ」はスタイリッシュ。
作品の中に死の悲哀を見出すのは野暮と言うか難しい。
「沖で待つ」の中の感傷を なのに 「ブラッシュアップライフ」に見たような気になってしまった。
第4話 。ラストに家族全員が一台の車に乗っている。
家族全員が一台のマイカーに乗る、という経験をあまりしたことがないので
突然のそのシーンに 「わあ、羨ましいなあ。」と思ってしまったのだ。
この感情は センチメンタルなのだろうか。
超個人的な疑問をその視聴時点から持っていたものだから
何見ても読んでも考えても 比較文化学生(←たぶん違うな><)みたいなこの頃。
本は読めるようになった、とは言える。