「狂気について 他二十二篇 渡辺一夫評論選」 岩波文庫 1993
の一部、
「狂気について」
「文法学者も戦争を呪詛し得ることについて」
「寛容トレランスは自らを守るために不寛容アントレランスに対して不寛容アントレランになるべきか」
を読んだ。
ネット古本屋さんで購入したもので読んだ。
ページを進んでいくと 前の持ち主の書き込みと思われるものが
所々に現れる。
chauvinism極端な愛国主義
humanization人間性の賦与、教化
tolerance
本文ではカタカナ書きでさらっと現れる言葉に
まるで注を次の人にバトンするかのように
柔らかい鉛筆書きで ページの中の控えめな位置に 前の持ち主と思われる人が
その綴りと意味を書き込んでいる。
ありがとね。
誰かに伝わるだろうか。ありがとね。