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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

空き教室の隅

2015-12-26 | _よむ__

“さて 読み始めると
献辞に載っている名前を見て 今頃になって
しょうじ(名前)⇔しょうじ(筆名)なんだ? と 驚く。 
本名も筆名も知っていたのに! この人の本、けっこう読んだのに!!”

懐かしいという感情なのかどうか分からないながらに 気になって、
もう一度
「赤頭巾ちゃん気をつけて」を読んでいる。何年ぶりなのだろう。
(赤フードちゃん。。。テンプレート選択に、ちと〔いや、だいぶ〕ムリムリ感が><。)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

その時、
読書会のために読んだのだったと思う。
テーマが
「赤頭巾ちゃん気をつけて」だったのか 「庄司薫」だったのか、
会場が 「部室」と呼んでいた、空き教室だったことはよく覚えている。
“掲示板の張り紙には
「…実習時には、各自タイプライターを用意するように。
 なお 購入希望者には 斡旋販売が○月○日○時~予定。…」、こんなふうに通知されていた。”
その掲示板のところから 二つめの部屋だったかな。
一つの空き教室を 二つも三つものサークルで利用していて、
あまり片付けもされていないような 雑然とした空間だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ある時 探しものかなんかの途中、その部屋の隅に積み上げられていた紙ごみがなだれを起こし
やれやれと 積み直している時、 ふと手にした印刷物の上に 安保 という文字を目にした。
アンポ?
なぜそんな昔の事が印刷されているものが ここにあるんだ?
私がとっさにそう思ったアンポは 60年安保であって、
その隅に眠っていた 紙ごみと思われていた印刷物は 70年安保の頃のものだったのだろう。
それにしても ずいぶんもの間 ここに眠っていたものだ。
それよりなにより
「ここの先輩である、その時代の人々が 70年安保闘争と共にあったらしい。」、そんな
その時の自分たちの周りのムードからは ほとんど想像できない、過去からの手紙を手にしたようで
驚いたものだった。

 

 


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