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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「いちまき―ある家老の娘の物語―」 2

2016-01-30 | _よむ__

「いちまき」調べにのめり込んでいく、著者。
(いちまき には、一族 とか 血族 とかの意味があるそう。)
著者の曾祖母が一時(時1868年、上野の戦の頃です)住んでいたと思われる場所辺りに、
1977年からの数年間、著者自身も偶然住んでいて ご本人が びっくりぽん! となっている。

場所は 揚場町界隈。
その界隈には 著者の先輩ライターのお母さんも住んでいらして
「いちまき」の話は 著者の「いちまき」から その先輩ライター家の「いちまき」へと 広がっていく。
その先輩ライターとお母さんの名前を見て、今度は私が びっくりぽん! となった。

“「アンソロジー おやつ」 PARCO出版 2014.2
森茉莉、内田百、森村桂、木皿泉、阿川佐和子、…と 何かしら読んだことのある人と
荒川洋治、辰野隆、阿部艶子、久住昌之、武田百合子、…と 読んだことがなかったりここで初めてその名を知ったりの人と たくさん載っていて
阿部艶子の作品「きんとん」には
周りの人に自分のキラキラした気持ちをうまく伝えられない、幼い頃のもどかしい思いが綴られているのだが、…”

この 「アンソロジー おやつ」 のいちばん最後のページには
次のような文章が載っている。

収録作品の「きんとん」につきまして、著作権者の
方とご連絡をとることができませんでした。お心当
たりの方は、パルコ出版(電話番号)
までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

巻末の著者略歴から少し調べて 娘さんが三宅菊子だとわかった時、
三宅菊子ー。。。と 懐かしく思い出したのだった。
その 三宅菊子の母にして、ペンネームに三宅も使用していた阿部艶子 が
上記の 「著者の先輩ライターのお母さん」と同一人物だった。

著作権者の方とご連絡をとることができませんでした。

どこかしんみりとした内容のこの文を読んだ時 
他人事ながらに気になって、とは言ってもそのままに時間が過ぎていき
忘れたかなという頃合いになって 「いちまき…」に出会った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翠さん。
あなたの書いた、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」評 切り抜きをしました。
懐かしく思い出しています。
「いちまき…」の本の中に出てきた、「小津ごのみ」という作品も 気になっています。
これから手に取ってみたいです。

 

 

コメント
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