Photo by Ume氏
冬ごもりのこの時季、この独り言の題名に相応しい呟きを連日続けるのはさすがに楽ではない。無理してみても詮無いこととは分かっているが、それでもきょうは何をほざいているのかと聞き耳を立ててくれている人が何人かはいることを知っている。で、ついついここまで来てしまった。今回のように幾日かサボると、何かあったのかと心配してくれる人もいる。
そうしたこともあってどうにかここまで続いてきたのだが、当初の目論見の通り、この呟きが牧場の広報的な発信、あるいは宣伝にも、どれほどの効果があったかはいまだよく分からない。ただ、この呟きが取り持つ人との縁は生まれ、それだけでも、ささやかな努力が報われたと考えている。いつまで続けるかは自分の中で決めているので、それまではお付き合い願えれば有難い。
そういう中の先週土曜日、東部支所の所長が富士見側からゴンドラを利用して牧場まで行き、その時の様子を写真とともに伝えてくれた。これは実に思いがけなかった話で、15年間歴代の東部の各所長には様々な面で支援をしてもらってきたが、あの雪の中を牧場の小屋までわざわざ出掛けてくれた人は初めてだった。
管理棟の入り口の日溜り、冷えたドロドロのウイスキーをよく飲む場所で、同所長も昼飯を食べながら連絡をくれ、あの場所がどれほど気が和み、落ち着く所かも併せて伝えてくれた。
写真で見る限り天気はそれほど良くなかったようだが、実際はどうだったろう。
心配していた屋根の雪は、殆どが落雪したようで安堵した。それでも雪の深さは相当あり、もちろん膝下というわけにはいかないはずだ。今までずっと、誰も訪れる人のいないあの侘しい小屋を不憫にさえ思っていたが、そこへ最も相応しい人の一人が行ってくれて良かった。
そのうち、深雪によろけながら上に行くつもりでいる。本日はこの辺で。