本日の写真の仙丈岳は、登るにはそれほど関心のない山だったが、小さいころから眺めるのは好きで、今もそれは変わらない。
「日本一の山」富士山も、似たようなことを言われたりするが、この山には10回以上は登っている。嫌いな山ではない。案内役もしたが、単独で登った方が多い。ただ、いわゆる開山中は一度富士宮口から登っただけで、いつも小屋の営業が行われていない時期ばかりを選んだ。そう、以前にも呟いた。
それでまた言うが、先日のテレビで、外国人観光客の増加がもたらす負の面を取り上げた番組の中で、富士登山に際して、小屋に宿泊しない外国人登山者がその対象にされていた。いつからか、そういう登山を「弾丸登山」とか呼んで危険視する傾向にあるようだが、これには首をかしげると前にも呟いた。確かに富士登山を安易に考える外国人は以前からいた。しかし夏場の1ヶ月半の間であれば、昼間であれ、夜間であっても、小屋に泊まることが安全登山に繫がるかといえば、一概には言えまい。それに、わずか2ヶ月足らずの間に集中するあれだけの数の登山者を、現在の山小屋の数でまともに収容できるとは思えない。
本当は、富士登山のことではなくて、野生鹿の捕獲に関して書くつもりが横道にそれてしまった。赤羽さんから通信してもらった読売オンラインサイトの有害動物の駆除に関する記事だが、それによれば、罠猟での誘引には「濃い口醤油」が最も効果があるとのことだった。前橋市で主催された講習会でのことで、講師は「自然環境研究センターの担当者」で、「プロ」でもあると。こういう立派な人に異論をさしはさむのは勇気が要るが、醤油には塩分ばかりか強い匂いもある。それだけに他の動物まで誘引してしまう確率が高い。そういう経験を醤油を使ってすでに何度もしている。誘引の塩に少量の牛用の配合飼料を混ぜただけでも、タヌキや穴熊が来てしまったとここでも呟いた。
前から思うことだが、これだけ有害動物の被害が問題になっているのだから、その対策に関する情報の共有がもっと行われるべきだ。もちろん、塩に対する反論があってもいい。赤羽さんには感謝!
O里と、O谷(海老名出丸)、には明日返信します。
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