冬ごもりに入ったのか、どこからも、誰からも沙汰がない。まるで牧場の小屋にいるのと変わらない。
山を歩いている時は、何か特定なことについて考えているわけではなかった。しかし、かと言って何も考えていなかったわけではない。何より、自分の存在を、背中の荷よりも重く感じていたかも知れない。今こうして毎日のように呟いているのは、まるで単独の山歩きをしているように思えてくる。いや、「一人相撲」と言うべきか。
これを始めた理由は、入笠牧場にある小屋やキャンプ場の案内であり、また周囲の自然環境の紹介だった。これを読んでくれた人が「どれどれ行ってみようか」という気になってくれれば、それで充分なわけで、時には脱線をすることもあったが、何かを主張するなどという滅相もないことは考えていなかった。
それで、この呟きに誘われて来てくれた人もいるし、その結果、馴染みになってくれた人も大勢いる。だから、この呟きが全く無駄だとは思っていない。それに何よりもここは、訪れるだけの価値ある中級山岳地帯であり、牧場だと思っている。ただ時には、この先が読めなくなって、夕闇の迫る中を行きはぐれた登山者のような気持ちになることもある。
O谷さんが前回来てくれて、牧場を案内した際の数々の写真を、初めて昨日拝見しました。時々YouTubeに上げているとは聞いていましたが、迂闊にもなぜ今まで見逃していたのか・・・。数々の素晴らしい写真は、決まってCDにして届けてもらっていたから、そのせいだったかも知れません。それにしてもウーン、参りました。今度、相談させてください。それまでは、ここで詳しく呟くのは控えておきます。
O沢さんはさすがにいい本を読んでいますね。まだハドソン湾で難破状態なので、サイベリアには時間がかかりそうです。モンゴロイドとは逆行することになりますが、ぜひ辿り着きたいと思っています。また教えてください。ところで肝心なこと、明治の伊能忠敬とも言うべき神足勝記の本の出版が決まったのですか。それについても教えてください。
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