入笠牧場その日その時

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     ’18年「冬」 (21)

2018年12月01日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                               Photo by Otsuki氏
 きょうは昼近くになって、この辺りは雲が広がった。上って来る時眺めた西山(中ア)の山腹もかなり下の方まで雪が降ったようで、確か今冬は二度目になると思うが経ヶ岳(2、296)の雪も、これで根雪になるだろう。ついにきょうから12月、里には師走のせわしさがやってくる。

「冬の営業」に関しては、この独り言の最後に毎回案内を出しているが、まだどこからも、誰からも反応がない。まあ、年末年始は下にいても仕方ないから上がってくるつもりでいるが、この分では一人で膝を抱えて雪女でも待つしかないかも分からない。「雪女出てこい、酒の酌をしろ」と歌った、遠い冬山の夜の記憶が懐かしい。
 各地の山小屋ではいろいろな趣向を凝らして越年を客と祝うようだが、ここではそういうことをやったことがない。そのせいでか、思い出してみても年越しはしょぼくれて、一人で酔っぱらっていただけのような気がする。
 ともあれこの辺りの山へ来る登山者は、街と同じような快適さを求める人が多いようで、それに関しては「時代遅れの山小屋」などと自嘲している通りかも知れない。小屋の中に設置されているガスコンロなどは自由に使えるものの、食事作りなどは各自利用者にやってもらうことになっている。それはそれで悪くないと思っているし、ここの売りは解凍しなければならず事前に予約が要るが、鹿肉を賞味することができることだろう。料理に際してはもちろん、ちゃんとした方法をお教えする。料金は要らないが、ただし肉には限りありとご理解いただきたい。
 この冬は、「グレートトラバース」の田中陽希氏も利用したばかりの、あの「法華道」から登山者を迎えることができないかと願い、期待している。多少の不便さを超えるだけの楽しみが、ここにはあるのだけれど・・・、さて。
 そうそう、人数にもよるが管理棟で酒宴を張り、山の話はもとより、よろずの話題で盛り上がることなら、季節を問わずによくある。
           
                         ・・・・・

 撮影者名の記載された写真の複写や転載には本人の承諾が必要です。また、本日の写真の撮影場所へ入るには、牧場の許可が必要となりますのでご承知おきください。

 そういうわけで「冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。



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