入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

霧の中の秋

2014年09月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                                           Photo by Ume氏

 天気は回復に向かうようだが、今日のような日の射さない森や草地も悪くない。ゆっくりと霧が流れ、絡み、その度に無音の度合いが深まっていくような気になる。かつてはあれほど濃い緑色だった森や、放牧地が、今は黄色いフィルターを透かして眺めているように見える。
 その中で山桜は、黒い樹幹の先に同色の枝を伸ばし、朱色の葉を日毎に濃くしながら、上手に自分の役割を演じている。花も楚々として控えめだが、こうして霧の中に滲んで見えてる山桜の葉の色も、秋の気配の中で周囲と程よく調和することを知っている。
 一方のツタウルシは、登ってくる途中の焼き合わせの少し手前、落葉松の森の中、就中左手の落葉松林一体は驚くばかりの鮮やかな紅葉に変わり、目立ち、短命な森の主役を今だけ謳歌している。


                                          Phot by Ume氏

 晴れると思っていたが、霧は深くなるばかりだ。雨は午後一度ザーときただけで、屋外にいて雨具も着けなかった。どちらがいいとまでは言えないがこの時期、深い青い空も今日のような天気も、ここにはふさわしい。霧の流れる静かな秋の一日が暮れようとしている。

 今シーズン最後の釣りということで、小屋には二人の釣師が宿泊。紅葉のシーズンはこれから。最高の観測条件を備えた天体観測も、これから。いい秋が来る。
 Ume氏の作品、多数の読者から好評のコメントあり。今日の2点も素晴らしい。今後も乞うご期待。

 自慢の甥の支援により、ようやくPCのトラブルが解決した。多謝。厳選したワインを送るからナ。

 そういうわけで、またブログを再開いたします。本日のブログは、9月25日にアップしようとして、果たせなかったものです。

 山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては9月5,6日のブログをご覧ください。今夕かんと氏現るも、天候がイマイチ心配。

 
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