1/25虫

2010年01月25日 | 虫写真
2007年7月写真。

いつものような、黒かったり茶色かったり足がうぞうぞしていたりクネクネしていたりする写真ではないので、戸惑われた方もいらっしゃるかもしれませんが、クモの巣を飾る雨滴なので虫写真には違いありません。




古いフォルダに溜まっているよく分からない写真を、可及的速やかにさばきたいだけではないか、などという詮索は野暮というものです。



黒毛蕊花

2010年01月24日 | その他植物



2009年7月上旬。


同9月下旬。

クロモウズイカ(黒毛蕊花)。
別名・ダークマレイン。

ヨーロッパ原産の、ゴマノハグサ科の越年草。
全体につるっとしたビロードモウズイカといったところで、やはり観賞用に持ち込まれたものが野生化。
ビロードモウズイカと比べると少々小柄で、丈は1メートルほど。

初夏ごろから長い花穂を伸ばし、黄花を密に咲かせる。
雄しべに毛が生え、紫色をしていることから「黒毛蕊花」。
茎葉からはタデ科のような印象を受けてしまうが、この雄しべを見れば、なるほどビロードモウズイカの仲間だと分かる。


 ゴマノハグサ科 バーバスカム(モウズイカ)属
属名のVerbascumは、ラテン語で「ヒゲ」を意味する語が由来とのこと。



1/23虫

2010年01月23日 | 虫写真
2008年9月写真。

ツマジロカメムシ?
色白の奥さんはご近所でも評判ですが、当人はご覧のとおり真っ黒なク○リンといったところです。



不明ケムシ。
名前が分からなくともケムシはケムシ。
委細など気にせず堪能するのが粋です。


たまたま同じフォルダに入っていた風景写真。
当ブログではススキもたまに虫になります。



八代草

2010年01月22日 | その他植物







2009年6月中旬写真。

ヤツシロソウ(八代草)。
別名・リンドウ咲きカンパニュラ。

日本では九州の高地にのみ自生する、キキョウ科の多年草。
自生地では絶滅危惧種に指定されているらしいが、栽培品は普通に出回っている。
草丈は50センチ前後~1メートル弱、葉は互生で、下部の葉には葉柄があるが、上部の葉は茎を抱く。

夏ごろ、茎の上部に青紫色の花を上向きに咲かせる。
リンドウによく似た花だが、分類上関係はなく、むしろホタルブクロなどカンパニュラの仲間。

「八代草」は、熊本県八代市に自生することから。


 キキョウ科 カンパニュラ(ホタルブクロ)属
属名のCampanulaは、ラテン語のcampana(鐘)の縮小形で小さな鐘の意。花の形から。



1/21虫

2010年01月21日 | 虫写真
2007年8月写真。

面倒なときはバッタ。そういうものです。
で、ツユムシの一種。たぶんアシグロツユムシ。


オンブバッタ。


オンブバッタの抜け殻。



姫風露

2010年01月20日 | その他植物



2009年6月上旬。


2009年9月上旬。


2008年10月中旬。

ヒメフウロ(姫風露)。
別名・シオヤキソウ(塩焼草)。

本州と四国の一部の石灰岩地に自生する、フウロソウ科の越年草。
が、栽培品が逃げ出したのか園芸品種なのか、民家の庭先などで普通に見られる雑草と化している。
フウロソウ科エロンディウム属のベニバナヒメフウロ(紅花姫風露)も、「ヒメフウロ」と呼ばれることがあるが、そちらはヨーロッパ原産の別種。

葉は対生で細かく裂け、茎や葉柄、萼などに腺毛が目立つ。
花は小さなピンクの5弁花で、花期は春から夏までと長い。

「姫風露」は、フウロソウの仲間で小さい花を咲かせることから。
ちなみに「風露草」という名前の植物があるわけではないらしく、この属のいくつかの仲間の総称。
「塩焼草」は、全草に塩を焼いたようなにおいがあることから。塩を焼いたにおいというのがピンとこないが、独特のにおいがあることは確か。


 フウロソウ科 ゲラニウム(フウロソウ)属
属名のGeraniumは、ギリシア語のgeranos(鶴)が由来で実の形から。



1/19虫

2010年01月19日 | 虫写真
2008年9月写真。

レモンイエローが眩しいテントウムシ。
眩しいのはフラッシュが強すぎて白とびしているだけではないかという話はさておき、その名もキイロテントウ。
この外見だと「シロムネフタテンキテントウ」なんて名前が平気でつけられる虫界においては、なにかの間違いではないかと疑ってしまうほど、素直なネーミングです。


四六時中ヤニに塗れて喜んでいるカメムシ、ヤニサシガメ?
その性癖は、こうして子どものうちからヤニ塗れされ続けていくうち、身に染みついたものです。
このような虐待が平然と見過ごされているとは、この国はどうなってしまったのでしょうか。


なんというか、大きな花摘み中の、ヨモギハムシ?
人目もはばからずというのは感心しませんが、腹の張り具合からして、よほど長い間便秘に苦しめられてきた末でのお通じでしょう。
同情の余地はありそうです。



曙風露

2010年01月18日 | その他植物



2009年6月中旬写真。

アケボノフウロ(曙風露)。
別名・サンギネウム。

ヨーロッパからコーカサス原産の、フウロソウ科の多年草。
「曙風露」というのは、Geranium Sanguineumの園芸品種の流通名という情報も。

草丈はせいぜい40センチ前後、葉は掌状に深裂、茎には毛が多い。
5~7月ごろ、ピンクから赤紫色の花を咲かせる。
名前とは裏腹な白花品種もあるらしい。
脈の目立つ花はヒルザキツキミソウにも似ているが、全く関係はなく、ゲンノショウコ(現の証拠)の仲間。


 フウロソウ科 ゲラニウム(フウロソウ)属
属名のGeraniumは、ギリシア語のgeranos(鶴)が由来で実の形から。