昼咲月見草

2010年01月16日 | その他植物





2009年6月中旬写真。

ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)。
別名・エノテラ。

北アメリカ原産の、アカバナ科の多年草。
日本には昭和初期に渡来した。
草丈はせいぜい50センチで、葉は互生。

5~7月ごろ、白からピンクの4弁花を咲かせ、雌しべの先は十字状に4つに分かれる。
ピンク味が強いものを「ヒルザキモモイロツキミソウ」と呼んだりするが、どうやら花色が違うだけで別種というわけではなさそう。

ツキミソウの仲間は夕方から咲き始めるのが一般的だが、この種類は文字通り昼間に咲くので「昼咲月見草」。
ちなみに「月見草」というと普通は、黄花のマツヨイグサ(待宵草)の類を指すが、本来のツキミソウは白花を咲かせるメキシコ原産の別種で、現在ではほとんど栽培されていないもよう。


 アカバナ科 オエノテラ(マツヨイグサ)属
属名のOenotheraは、ギリシア語のoinos(ワイン)とthera(戦利品、飲むこと)あるいはther(野獣)、onos(ロバ)とthera(狩り)など諸説あり。