「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

「地方もバカじゃない」ということ

2007年08月15日 | 安倍内閣

「改革」って何だ、地方の切り捨てか?
改革って言ったって、ろくな世の中になっていないじゃないか。

郵便局は無くなっていくし、役場もなくなり、人も居なくなる。
おまけにいい加減な年金運営。何が成長だ、美しい国だ。

こうした政治を5年も続けてくれば、さすがにお人好しの爺ちゃん、婆ちゃんも自民党を見限ることは当然だった。

「地方もバカじゃない」ということである。
むしろ国の政策の善し悪しが如実に現れるのが地方であって、政治に対する見方については、地方の爺ちゃん、婆ちゃんの方が都会のインテリよりしっかりしているのではないかと思う。

さて、参院選での自民惨敗、特に1人区での大敗を受けて、自民党議員からは「政策面での議論が行われていない」として、次のような反省の弁が出ている。

やっと、このような議論が出るようになったか、というのが率直な感想である。

地方活性化や格差是正のための具体策を検討していくべき

◆「安倍政権が進める規制緩和などの構造改革は行き過ぎだ」などの意見が噴出

◆参院選で惨敗した理由として、「『格差』というものに対する地方の認識と首相の認識にギャップがあった」

◆「改革の見直しというか、共通してみんながもっているのは、市場原理主義がちょっと行きすぎた可能性がある。具体的な政策でどう埋めていくかということを議論しないといけない」

◆「『改革』と聞いただけで、虫酸(むしず)が走る人が地方にはいる。もうちょっと柔軟に、きめ細かく360度の視野で取り組まなければならない」