「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

オウム真理教事件から思うこと ~人間は脅しに弱い

2006年10月18日 | 財政問題

オウム真理教、松本智津夫被告(教祖名 麻原彰晃)の死刑が確定した。
そもそも、オウム真理教はなぜ多くの若者を惹きつけることが出来たのであうか。

 私は「終末思想」「超能力」を中心とした考え方が、若者達を惹きつけたのだと考える。
若者達は、教祖の言うことを信じ支持することで、自分だけは生き延びることが出来るのと洗脳されたのであろう。

1999年まで話題となっていた「ノストラダムスの大予言」も同じことだと思っている。

ついでに言うと、某番組「ズハリ言うわよ」も同じ類のものである。
必ず、予言者の言うことを聞かなければ死んでしまうことになりる。
また芸名を変えなければ、売れなくなると脅されてしまう。

経済界でも「日本経済終末思想」が蔓延っています。
「浅井隆」は、国の借金が積み上がると「国債が暴落する」という脅しが必ず出てくる。
ずるいことに、何年に暴落という時期については言及しない。

少しづつ暴落の年が繰り下がり、そういって意味ではノストラダムスの上をいくたちの悪さである。

国会議員の辞職を表明した竹中平蔵も、かつてこうした説明を繰り返していたが、どんどん国債の金利が下がって(国債価格は暴騰して)も、それに対しての説明などなかった。

それでいて、金利が少し上昇するとこの脅し文句が復活するのである。
無責任な輩が多いものである。

こうした輩は、日本の国債を買っているのが日本人であり、日本が債務国でないことを故意に忘れているのであろう。

経済に関して言えば、こんな予言を信じるより長期金利水準を信じることが、現実を反映している。

《参考HP》【経済コラムマガジン 05/4/11(385号)】 日本国民は「財政が破綻する」とか「日本は国際競争力を失った」という文句にずっと脅かされ 続けている。