「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

「プライマリーバランスは危険な概念」と与謝野氏

2009年04月17日 | 小泉構造改革


与謝野馨財務・金融・経済財政相が、小泉・竹中時代に決められた「プライマリーバランスの2011年度黒字化」目標について否定し、

新たな財政再建目標として、国債残高の絶対額と国内総生産(GDP)に対する比率を引き下げる指標を検討していることを明らかにしたという。


遅すぎるが与謝野も少しは目が醒めてきたということか。


GDPが伸びれば国債残高が大きく伸びるのは当たり前のこと。
(民間貯蓄が増えれば国債残高も大きくなる。貯蓄のすべてを輸出でため込むことは出来ないのである。これ当たり前の理屈)


そして国債残高を無理に抑えようとすれば貯蓄が出来なくなるまでGDPは落ち込むのである。

小泉構造改革はまさにこうした間違った考えの下に行われた。
介入に支えられた円安により、輸出主導の見かけ上の景気回復???がさわがれただけなのである。