中川氏は6日、自らのホームページに「首相の明確な経済財政路線に反対する人が党執行部にいるとは信じられない」と記し、名指しこそ避けながらも麻生氏を厳しく批判。
PB目標の先送りを「政策論議の域ではなく『路線転換、即政局』を意味する」と断じた。
その上で、福田康夫首相がPB目標堅持の姿勢を明言したことを強調したのだ。
「首相の言うことが正しい。首相と党執行部の合意形成を注視したい」と麻生氏らに警告したとのことだが、何が正しいやら。
これに対し、麻生氏は6日、福井市内で講演し、「今度の内閣改造により、政調会長に保利耕輔氏、経済財政担当相に与謝野氏ら経済や景気を理解できる方が就任した」とほめちぎり、上げ潮派の「知恵袋」である竹中平蔵元総務相を「私とは全く意見が違う」と批判した。その上で「財政の収支均衡は必ずやらなければならないが、いつやるかは別の話だ。経済のパイを大きくしてその中から借金を返済するのが正しい」と語り、積極財政の有効性を重ねて強調した。
がんばれ!麻生幹事長~