キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

”男等を手玉に取れる心地好さ”

2017-09-27 12:48:24 | Weblog

 小池都知事の権謀術数は図り知れない。9月26日6時から記者会見で安倍首相が衆院解散の意向を表明すると発表されていた。そこで小池は同日の4時間前の午後2時に記者会見して上野動物園で生まれた雌のパンダの名前が香香(シャンシャン)に決まったと発表した。日本中の関心事であるパンダの命名に便乗して、抜け目なく、まんまとオノレが画策している国政政党の新党名は『希望の党』で代表者は小池自身が就任すると発表、パンダ命名で集まった記者連中には”寝耳に水”唖然としただろう。政党助成金を頂こうと、そつなく同日総務相に『希望の党』代表者小池百合子で届け出た「国会議員5人以上」の要件を満たしており、受理された。届け出書類に名前を連ねた国会議員の氏名は若狭勝、細野豪志、長島昭久、中山恭子、松沢成文など9人。若狭と細野が新党の綱領を巡って検討していたが埒が明かない、そこで小池は「これまでの議論はリセットし、私自身が直接絡んでいく」と断言、安倍首相の憲法改正に関しても避けてはいけないと述べている。若狭と細野には党名や小池自信が代表に就任する意志を2時間前に伝えただけ、両名に全く相談しなかったようだ。都民の党の連中は完全に小池にコントロールされ言論の自由を封じられてしまった。あれだけ喧しくテレビで喋り捲くっていた音喜多俊など完全に鳴りを潜めてしまった。小池のヒットラー並の独断専行が止まる所を知らないようだ。今回笑わせてくれたのは、大の国会議員若狭、細野2名が小池に手玉に取られて翻弄された図はマンガである。好い面の皮ではないか。都議選で小池と選挙協力した公明党が国政での連携に期待しているのか、からかったのか知らぬが衆院選挙後の特別国会で行われる首相指名選挙で党として誰に投票するかと問われ「山口那津男さんがいいと思います。連携していける」と公明党代表山口の名を上げた。自公の分断を狙った発言だろうが、さすがの公明党も「冗談じゃない」と怒り心頭というが、内股膏薬の公明党だ、真意は判らない。数日前に前首相小泉純一郎らロートルと赤坂の料亭で会食、細川護煕、小泉を巻き込んで『原発ゼロを目指す』と国民に心地良い御託宣、裏付けなど全く無しのポピュリズムの極致だ。これから次々オイシイお伽話が小池の口先から湧き出るだろう。小池は手回し良く『希望の党』『都民ファースト』の名称は2月20日に商標登録を出願、両名称とも9月1日付きで登録されたと説明した。日本のこころの中山恭子は代表を辞任、亭主の成彬(落選中)と手に手を取って希望に入党した。ごった煮党民進党は解体寸前、特に東京、神奈川選出や候補予定者は今回の総選挙では勝ち目がないので次々『希望の党』に転がり込もうと懸命だ。今後次々零れてくる民進党の連中を入れてしまうと第2民進党だ。鎌倉の東慶寺よろしく当選祈願の『駆け込み寺』と相成る。写真は日光、東照宮で。