キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

”先祖帰り”した民主党

2013-09-29 09:05:55 | Weblog

政権与党の民主党が呼び掛けた社会保障制度改革の3党実務者会議からの離脱を表明したが、他の重要課題でも主張が変り出した。カン政権の2011年に首相や閣僚が海外出張で欠席する場合、各委員会に副大臣と政務官が代わりに出席することを認めろと提案していた。これは民主党が野党時代、国会至上主義で何が何でも委員会には大臣が出席しろ、国際会議なぞ欠席して当然だと、非常識な横車を押していた。それがいざ己が政権に就いてみて、初めて国際会議の重要さを悟った。民主党が主張する幼稚さにやっと気付いたからだ。それが今月10日に自民、公明両党が民主党との幹事長会議で、首相や閣僚が内政や外交に集中して取り組む体制を整える為、首相等の委員会出席日数の削減を提案した。それに対して民主党幹事長大畠が「国民に対する説明責任が殺がれるようなことがあってはならない」と尤らしい理屈を付けて拒否した。政権与党時代は提案していた案件も立場が変わった途端に反故にしてしまう。民主党より以前の社会党に”先祖帰り”してしまった。何でも反対の『抵抗野党』になるようだ。どうせ支持率も共産党とどっこい、どっこいの数字で、いい勝負だ。参院選、衆院選と立て続けて惨敗した、今後失地回復の見込みはない、党勢拡大など夢のまた夢、望みようもない。どうせ”少数野党だ”そこで昔執った杵柄だ、これから何でも反対して存在価値を認めさせようとの魂胆だろう。反対の為の反対、牛歩戦術など昔懐かしい国会戦術を繰り広げるのではないか。益々民心が離れてゆく。”縁無き衆生は度し難し”坊主もお手上げだ。なんまいだ、南無阿弥陀仏。