キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

『民主党の中の懲りない面々』

2013-09-14 07:30:48 | Weblog

『塀の中の懲りない面々』は安部譲二の小説だ。『民主党の中の懲りない面々』あれだけ選挙で大敗したのにまたもや幼児性が諸に出て来た。それが連中には判らぬようだ。福島原発の民主党対策本部(本部長大畠幹事長)の会合を郡山市で開いた。大畠、副代表の増子輝彦、福島県内の自治体や東電、政府の担当者が出席した。増子が「県民、国民に安心感を与えられるのか」と大上段に振りかぶって再三、明快な説明を要求したという。相手が野党といえども代議士先生だ。東電の山下フェローが「コントロールできていない」審議官も「今後はしっかりコントロール出来るようにやる」と答えた。制御できていないと事実上認めた訳だ。惨敗選挙以来安倍政権の勢いに打つ手がなく、拱手傍観する他なかった。安倍首相が国際オリンピック委員会総会で福島の汚染水漏れ問題について「状況はコントロールされている」と発言した。この揚げ足取りには絶好な『汚染水はコトロールされていない』との当事者の発言に喜んだ。さァ鬼の首を取ったようなはしゃぎようだ。閉会中審議や10月15日召集の臨時国会で、首相を追及しようと、てぐすね引いて待っている。福島原発問題はそもそも民主党のカン政権の時だ。安倍を責める前に民主党にも多大な責任がある。発生時、無知なカンが原子力の専門家気取りにになって、東電に乗り込んで怒鳴り捲くって、防災対策を遅延させた第一の責任者だろう。(カンは東工大とは名ばかりで、学生運動にのめり込み、デモでは警官隊に検挙されぬ安全な位置にいた。『第三の男』ならぬ『4列目の男』と取り締まり側が呼んでいたそうだ。カンはアジ演説が巧く、聴衆を集めて、ゲバ棒を振り回して警官隊と衝突させるよう煽動して、本人はずらかる要領がいいだけの男だった)現代表海江田も尻馬に乗って「東電が『コントロールできていない』とは重大な問題だ。閉会中審査は勿論、国会召集の前倒しを野党一致で求めたい」と記者会見で述べている。国会号泣の海江田君、安倍政権追及も結構だが民主党内に於ける己の立ち位置を固めるのが先だろう。何時梯子を外されるか不安が一杯ではないか。『汚染水制御』と『海江田代表の地位確立』さてどちらが先に片付くだろう。