キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

”絆とは 手綱のことだと 善美言い”

2013-09-17 11:15:34 | Weblog

東日本大震災以後の流行(はやり)が『絆』または『きずな』だ。何でも『きづな、きずな、絆』のオンパレード。新しい会の名称に引っ張り蛸のようだ。まず国会議員が属する政党で名乗ったのが野田政権の政策に反対して民主党を離党した9人が創った『新党きづな』が2011年の年末。この9人は島崎藤村の♪ 『椰子の実』の歌詞のように①名も知らぬ遠き島・・・ならぬ”名も知らぬ連中”だったが小沢一派の先遣隊の役割だった。小沢派は野田政権提出の消費税増税法案に反対票を入れた。反党行為だと除籍処分されたので子分50人と離党したのが2012年7月。小沢が『国民生活が第一』を創ったのでその後合併してきづなの名は政党名から消えた。その『きづな』の9名も先の衆院選挙できれいさっぱり落選して海の藻屑と消えた。2009年8月みんなの党が結党した時、アジェンダ渡辺喜美は党名に『絆』が良いと主張した。一方江田憲司はサザンオールスターズの『みんなのうた』を参考に『みんなの党』を提案して多数決の結果3:2で党名が『みんなの党』に決まった因縁がある。みんなの党が発足して4年経過したが江田は幹事長の役職を剥奪されて無役にされ、柿沢未途は党から追放されたが、アジェンダ渡辺は目前で離党届を書けと迫ったそうだ。広辞苑で[絆]を引くと①馬・犬・鷹など、動物をつなぎとめる綱。②断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。とある。アジェンダの言動を見ると②ではなく①の意味を込めて『絆』を提案したのだろう。気に入らぬ輩、従順でない連中を遠慮会釈なくぶった切る。まるで北朝鮮の金独裁者一家のような独裁振りではないか。絆を単語を変えれば『手綱』だ。手綱を締める、手綱を引き締める、手綱捌き、などの言葉がある。渡辺はどうも手綱捌きが悪い。こんなヘボ騎手で今後国会の荒地や障害物を乗り切れるだろうか。心許無い、落馬の危険がある。アジェンダは二言目には「国家公務員の削減、給与カット、天下りの全面禁止、規制緩和による競争促進、民営化による『脱官僚』」と官僚を目の敵にしている。これで政権執って国政が回るだろうか。どうも社民党の憲法9条があるから戦後は平和だったと同じ絵空事だ。官僚と対峙ばかりしていては、現実に国家運営は出来ないだろう。危なくて御手並み拝見とはいかぬ。みんなの党も、まァ心配する程伸びないだろう。写真上はベニシジミ、下はヒメジャノメ。