”唾天を汚さず、還りて己の面を汚す”民主党が安倍首相が国際オリンピック委員会総会で汚染水問題について「状況はコントロールされている」と述べた。13日の郡山市で開催した民主党の原発対策本部の会合で東電の顧問が「コントロールされていない」と発言した。恰好な言質を引き出したと民主党大畠執行部が欣喜雀躍、それッ「安倍政権を攻撃」だと早速、衆院経産委員会の閉会中審査、臨時国会開会の前倒しを要求したが、安倍政権攻撃が危うくなってきた。18日海江田民主党代表が陸側遮水壁先送りを容認したのは海江田自身だと記者会見で述べたのである。汚染水漏出問題の経緯は2年前の2011年8月1日に東電が「海側の遮水壁を陸側に先駆けて着工する」と発表した。その後10月26日になって東電が陸側の遮水壁設置の見送りを発表、海側だけで効果は十分だとした。東電幹部から遮水壁設置の費用が1000億円以上掛かる、これを債務に計上すれば、経営破綻の不安を持たれると設置先送りの要請があり、当時のカン内閣の経産相海江田がこれを認めた。当時海江田は経産大臣だったが首相のカンから度重なる陰湿な嫌がらせを受けており、掌に『忍』の一字を書いて只管耐えていたが、予算委員会の席上、万感胸に迫ったのだろう、耐え切れなくなり号泣してしまった。カンは東電を責めるだけで政府が率先して原発問題に対処する姿勢はなく、腹も括っていなかった。野党時代の遠吠えの性癖が出て、ただ東電幹部に罵詈讒謗を浴びせるだけ、正にイラカンの面目躍如。一方パフォーマンスだけは怠らず、現地視察だと称して福島第一原発に自衛隊ヘリで飛び、着陸して現地のスタッフを怒鳴りつけて憂さを晴らした挙句、ベントを遅らせた為水素爆発が起きた。火事と同じで初期消火が大事だがカンはただ怒鳴ったり、パフォーマンスを繰り替えしたりで有効な対策も打てず、無為に時間を浪費しただけだった。安倍の揚げ足を取ろうと、はしゃいだ大畠執行部、どうも”藪をつついて蛇を出す”状態になりかねない。アメリカ朝顔＜ヘブンリーブルー＞、小ダリアにツマグロヒョウモン雌（褄黒豹紋）
