キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

まるでお主は鵺(ヌエ)のよう・・・

2012-06-05 11:01:56 | Weblog

 「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)か鵺(ヌエ)みたいな、幹事長とも言えない怪しげな男がいて日本の国を迷わせている。何故鵺かと言うと何も考えていないからだ」と自民党の横手参院幹事長が広島市での党の会合で話したと言う。妖怪か化け物扱いにした訳だが、輿石のご面相からして言い得て妙だ。最近の傑作だろう。野田の『不退転の決意』の前の障害物、邪魔な石になっているのが輿石だ。ヌエは俺が邪魔なら切ればいいと鼻息が荒い。元々代用教員みたいな男が日教組で労働運動に力を注ぎ、それで組合代表として担がれて政治の世界に入ったに過ぎない。国の為とか国民の為になどの大儀など欠片もない。教育の場に於ける政治的中立性の確保で出来た勤務評定に反対、文部行政にも反対、日の丸、君が代に反対、何でも反対が唯一の取得だ。ヌエは何も考えていないからは違う、ヌエの頭の中は民主党内が揉めないよう、割れないように『党内融和』と汚沢のご機嫌を損なわないよう細心の注意を払うのが使命だと心得ている。国会運営もただ先送りして妨害しているから、決められぬ内閣と揶揄された上、ズルズルと日程を潰して残りの日数が僅かになっている。汚沢と二度会談したがやる前から判っていた通りの物別れだった。次に国会運営のトゲになっている2名を含む内閣改造を行った。問責の田中防衛、前田国交と今後野党から追及される可能性を包含している競馬の小川法相、中国スパイの鹿野農水、それに国民新党の党事情で自見金融の5人交代させた。今後問題は『面従腹背』のオコゼ輿石を排除して首相自ら積極的に陣頭指揮しないと『不退転の決意』は水泡に帰す。鎌倉・名越の切通の置石と同じ役目(馬の通行妨害)をしている邪魔石が輿石だ。今国会に81法案を政府が提出しているが成立したのがたった20本。如何に国会運営をオコゼが遅らせたか数字が示している。馬鹿大臣の次にはヌエ退治をしないとオコゼ輿石の思う壷にはまる。自民党との修正協議のメンバーに”マニフェスト原理主義者”の元厚労で”重箱の隅をほじくる爪楊枝”こと長妻だが妥協しないから、これも輿石の置石ではないかと疑われている。採決により党の分裂を防ぐのがオコゼの目的だから今後も採決の引き延ばしを図るだろう。野田は”獅子身中の虫”に悩ませられている。カエサルは”賽は投げられたり”とルビコンを渡った。野田の決心や如何に・・