能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

越後で連携を考えた

2010年03月12日 | 研修・講習
新潟県十日町市の松代(まつだい)へ視察&研修に行ってきました。
いわずとしれた雪国です。近づけば近づくほど雪深くなり、3月も半ばだというのにこの雪の壁!

峠からの眺望。ブナ林を含む落葉広葉樹林が主なる北の森です。
研修ではこの自然環境を活かした自然観察プログラムを疑似体験することができました。

インストラクターの秋山さんは年40回近く菱ヶ岳やそれに続く信越トレイルを案内しています。
創意工夫に富んだプログラムと興味を喚起するさまざまな小道具を惜しげもなく披露してくれました。

修学旅行の子供たちが小道具や謎解きによってきっと引き込まれていくありさまが
目に見えるようでした。「子供の思いや言葉はぜんぶ認めてあげるんです」という言葉には
現場の実感があふれていました。大変勉強になりました。

地元のお母さんたちを先生に、伝統食の料理教室も楽しみました。

米粉のあんぼ、五目チマキ、イッチョパ汁、ズイキの炒物など、おいしく頂きました。

「越後田舎体験」は修学旅行生たちを受け入れて10年以上も実績を上げている先進地です。
十日町市をはじめ隣接する市町村や事業体が広域連携して協議会をつくり事務局が運営し
体験型観光を行っています。
私が感心したこと。
広域連携の窓口で集客して(この場合は数百人の生徒・児童)、各所・各プログラムに配分しますが、
それぞれのプログラムはその場で一日を使う滞在型体験となっている点です。
短時間の体験をいくつもせわしなく行って移動ばかりしているのは広域連携ではないという実例です。

奥能登全域でも広く連携しながら体験観光を盛んにしていこうという動きがあります。
そうした担い手の方々と語り合って信頼関係を築けたことは私にとって有意義でした。

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