能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

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鉢伏山 中学生のアメリカ大使

2009年06月15日 | 鉢伏山
アメリカから30人の中学生たちがやってきました。
"PEOPLE TO PEOPLE INTERNATIONAL"が派遣した国際親善の大使です。
日本の各所を回る彼らが能登町にも来ました。

たくさんのプログラムの中のひとつとして、鉢伏山ブナ林をご案内しました。
山の森で遊びながら日本のふつうの自然を感じてもらうのがねらいです。

アメリカの中学生は子供らしくて元気です。体はびっくりするほど大きいけどね(笑)。

見よ!この木登りツリー。どんどん登っちゃいました。
登りにくい大きな木にはガイド自らが踏み台になって登ってもらいました。
おかげで親近感が高まりました(笑)。

事前に通訳の方から集中力が続かないとアドバイスされていたので、
先にエネルギーを開放させる作戦です。大成功!

五感で自然のメッセージを受け取めるためには遊びが一番!
ペアで木を探す課題は視覚以外の感性を高めるゲームです。

ついでに子供同士がお互いを思いやることにも一役買いました。

森で静かに過ごすプログラム。気に入った木に寄りそって数分沈黙します。

これは意外に「とてもよかった」と言ってくれた子が何人もいました。
彼らの内面に複雑さが芽生えはじめていることを証明するものです。

最後にブナ林の保水力=天然のダム=を話しました。
その「天然ダム」がどんな様子かを身をもって体験してもらったのです。
山からの豊かで絶え間ない水が里をうるおしていること、
しかし高齢化などでその労働を放棄すると、数年で棚田が原野と化すことも。
つたない英語でしたが、メッセージはしっかり伝わったような気がしました。