ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

参考になった考え方 ~ヘンな事ばかり考える男・ヘンな事は考えない女~

2007年11月05日 | 
 私は本を読むのが好きです。

 ゲーム好きでもありますが、外出時に、今はやりのDSやPSP等の携帯機でのゲームはほとんどやりません。何かしらかの本を読んでいます(なぜか外出先で漫画を読むのだけは、いまだに抵抗があります)。

 本好きなのは、親の教育(しつけ?)のおかげだと思います。
 誕生日やクリスマスにオモチャを買ってもらった記憶はありません。記憶に残っている最初のクリスマスプレゼントは滅茶苦茶分厚い『世界童話全集』でした。とても幼稚園児が読む本ではありませんが、小学校高学年まで愛読した記憶があります。
 話は逸れますが、子供時代にオモチャを買ってもらえなかった反動が、社会人になって出てきています。いわゆる『大人買い』ですね。この話は別で書きます。

 さて、営業マンと言う仕事がら、色々な実用書や意識改革に関する本を読みますが、21世紀になって最も衝撃を受けた(参考になった)本が、東海林さだおの『ヘンな事ばかり考える男・ヘンな事は考えない女』です。題名はふざけた感じですが、目からうろこが落ちた、と言う表現がピッタリの本です。

 本の冒頭から約15ページで『レッツ・トライ・ザゼン』と言う坐禅の話が書かれているのですが、最後の3ページに書かれている言葉が私の脳を直撃しました。私の後半戦に入った人生に最も影響を与えた言葉です。簡単に言うと

 ・世の中の全ての事を「ああしたもの」と認識しろ
 ・人間の思想は言語によって組み立てられているから、言語から脱却しろ

 と言うことです。

 著者の東海林さんの思いとは違ってしまったと思いますが、私は、生活していて不幸にも出会ってしまう嫌な人や、嫌な事や、困難な事に対して「これはああしたものなんだから、それを悩んでいても仕方ない、それを踏まえた上で対処しよう」と思うことにしました。変にウジウジ悩むよりは精神的に健康な考えです(無抵抗主義とは少し違います)。
 ただし、相変わらず怒ったり悩んだりしているので、まだまだ修行が足りないようです。

 完璧に世の中の全ての事柄を「ああしたもの」「こうしたもの」「そうしたもの」と捉えることが出来た時が『悟りの境地』と言うものなのかもしれませんね。
 おそらく死ぬまでに、そんな境地に達するとは思いませんが、この本のおかげで、あまり深く悩んだりしないようにしました。気が楽です。
 
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