12年間待ちに待って待って待って待って待ちくたびれたゲーム『ドラゴンズドグマ2』のプレイが終わりました。
クリア時間は『66時間51分4秒』でした。楽しくも悲しい複雑な感情で過ごした約67時間でした。
12年間その発売を待った『ドラゴンズドグマ2』ですが、最初に言いたいのは「戦闘は本当に面白かった。これが遊びたかったんだよ。」です。本当に遊んでいて楽しかったですね。待ちに待った甲斐がありました。
そんな待ちに待った甲斐があった『ドラゴンズドグマ2』の私の評価が☆3つ（☆5つが最高）と言う平凡な結果になってしまった理由は「戦闘以外がイマイチ。前作からの進化があまり感じられない。」と言うことです。なんだか12年間待って膨れ上がった期待とは全く違うゲームでした。期待しすぎてしまったんですかね。
戦闘とマップに関しては本当に素晴らしかったです。12年間の技術の進歩を実感しました。
下の写真ははじめてドラゴンを見かけた時のものなのですが、かなり遠くから何かデカい奴が動いているのが判ったのでドキドキしてしまいました。この時はまだ自分のパーティー（4人組）が弱かったので、もちろんドラゴンには近寄らずに逃げました。本当に本作はフィールドを歩いているだけで楽しかったです。
その後、何度もドラゴンに挑み続けたのですが連敗でした。広島の友人のIさんにLINEでアドバイスをもらってはじめてドラゴンを倒したのが下の写真です。この時は本当に嬉しかったですね。その後は普通にドラゴンを倒せるようになりました。
ドラゴン以外のモンスターに関しては、前作よりも確実に手強くなっていたので本当に戦闘が楽しかったです。
一番弱い敵のゴブリンも集団で戦闘を挑んでくるので、空を飛ぶ敵のハーピーが一緒に襲ってくると大変でした。つかまれて谷底に落とされたりするのは勘弁してもらいたいですね。自分達が弱い段階での戦闘は本当にドキドキして本当に楽しかったです。
そんな感じで楽しくプレイしたのですが、物語（シナリオ）が前作よりも面白くなかったのは残念でした。
前作では主人公の素性がはっきりしていたので感情移入しやすかったのですが、本作の主人公は結局どこの誰なのか判らなかったので淡々と物語が進んでいった感じです。他の登場人物達の物語も深堀りされていませんでした。
「物語なんかどうでもいい。戦闘だけ楽しめればいいんだ。」と言うプレイヤーには気にならない点かもしれませんが、私は物語も重視するので、本作は私が物語と戦闘の両方楽しめた『ウィッチャー3 ワイルドハント』や『ゴースト・オブ・ツシマ』よりも楽しめなかったのは残念でした。物語（シナリオ）や登場人物の演出の出来が良ければ歴史に残る秀作になったと思います。
そして、一番残念だったのは『アリズン』と言う職業（ジョブ）の登場です。
『アリズン』は全ての職業（ジョブ）を扱える夢のような職業なので、剣による接近戦と魔法や弓による遠距離攻撃の全てが一人で行なえます。遊んでいる最初は楽しかったのですが、「これはマズいな。」と途中から思うようになりました。
前作では『アリズン』はなかったので、「1周目は接近戦に強いファイターやウォーリアーでプレイしよう。」「2周目は魔法使いのメイジやソーサラーでプレイしよう。」「3周目は弓で攻撃するアーチャーやマジックアーチャーでプレイしよう。」と言った感じで何回も繰り返して長時間遊びました。
それが今回は何でもできる『アリズン』を1周目でプレイできるので、前作のように「違う職業を選んで何回も遊ぼう。」と言う気分になりません。現に私は「2周目もプレイしよう。」と言う気持ちになっていません。「次は何のゲームで遊ぼうか。」とも思っています。これは予想外でした。『アリズン』は禁断の果実ですね。
以上、『ドラゴンズドグマ2』を約67時間プレイした感想です。楽しさと同じくらいの残念さを感じたゲームでした。
もしも今後『ドラゴンズドグマ3』が制作されるとしたら、できれば戦闘以外の特に物語（シナリオ）の部分はカプコンさんの社内の人ではなく、その道に強い外部の人に委託してもらえないですかね。友人のIさんとも話をしましたが、カプコンさんのゲームで物語（シナリオ）が素晴らしいものは少ないと思うので、そこは改善して頂きたいです。素晴らしい戦闘に素晴らしい物語（シナリオ）が加われば鬼に金棒だと思います。そんな『ドラゴンズドグマ』を生きているうちに遊びたいです。
