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昨日の夕方、ネットショップに予約していた夢枕獏先生の小説の新刊『新・餓狼伝 巻ノ五 魔拳降臨編』が届きました。前作から約2年3ヶ月ぶりの新刊です。
格闘技小説『餓狼伝』に関しては過去に何度も何度もこのブログで書いてきたように30年以上の付き合いになっています。いまだに話が終わってないので、『餓狼伝』は漫画の『ワンピース』と『ベルセルク』と同じ『生きているうちに最終回を読めないんじゃないか』と思っている生きる糧(読書部門)の三大巨頭です。
そんな『餓狼伝』ですが、今回はあとがきを読んで少し嬉しい気持ちになりました。
2016年に発売された前々巻のあとがきで夢枕先生が、「ぼくの死とともに未完で終わるのでいいかと、そう覚悟してしまってもいいのだろうかとも、思っているのである。」と書かれていたので、ここ数年は私の『餓狼伝』に対する熱は下がり気味でした。「未完でいい。」なんて作者が思っている作品には乗れませんからね。長い付き合いなのに未完で終わってしまった作品は栗本薫先生の『グインサーガ』だけで十分です。あんな悲しい想いはもうしたくありません。
そんな想いだったのですが、「自分の残り時間を考えた時、今やらないと、この物語が終わらないことに気がついてしまったからである。」と今回のあとがきで夢枕先生が書いていたので少し安心しました。夢枕先生が『餓狼伝』を終わらせる気持ちと覚悟があるのが判っただけで十分です。なんとかこの他の追随を許さない格闘技サーガを完結に向かわせて欲しいですね。
以上、長い付き合いになっている小説『餓狼伝』の新刊『新・餓狼伝 巻ノ五 魔拳降臨編』の話でした。
ちなみに、肝心の物語に関しては、2年3ヶ月ぶりの続巻なので前回までの物語の展開を全く覚えていません。登場人物が多すぎるので訳が判りません。「誰だっけ。この人。」の連発です。そんな状況なので今回も前巻からの読み直しになってしまいます。これも数年に一度の恒例行事ですね。
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