野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

「トマトジュース」が血中の中性脂肪を下げることが明らかに!期待される効果とは?

2015年06月01日 | ブログ

 

 

抗酸化作用のある物質「リコピン」が含まれるなど、健康野菜としての認知度が高まっているトマトですが、このほど、『トマトジュース』が血液中の中性脂肪を下げることを、日本の研究グループが世界で初めて明らかにしました。これによって、メタボリックシンドローム対策などへの効果が期待されています。今回 の試験を行った、東京医科歯科大学の寺内公一(てらうち まさかず)准教授にお話をうかがいました。

◆ミドルエイジ女性を対象にした試験で中性脂肪が高い人の数値が改善

産婦人科専門医の寺内公一准教授は、閉経前後のミドルエイジ女性と、閉経期を過ぎた高年女性の健康に詳しい「女性ヘルスケア専門医」でもあります。

寺内准教授率いる、東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科「女性健康医学講座」の研究グループでは、2013年9月から2014年3月にかけて、トマトジュースが、40歳以上60歳未満の女性たちの健康に与える影響を明らかにする目的で、試験を行いました。

『女性の身体は女性ホルモンに守られているのですが、閉経を迎えるころになるとホルモンバランスが乱れ、心身にさまざまな変化や不調をきたします。血液中 の中性脂肪が急激に増えることもそのひとつですね。中性脂肪が増えると、心臓や血管の病気にかかりやすく、女性はとくにその傾向が強いことがわかっている んです
と、寺内准教授。

2012年に、京都大学の研究グループが行った糖尿病モデルのマウスを使ったトマトジュースの実験では、トマトジュースに含まれる「13オキソODA」と いう成分が、血液中の中性脂肪を低下させることが突き止められていたため、これが人にも当てはまれば、ミドルエイジ女性の健康改善に役立つのではないか? というのが、今回の試験のきっかけでした。

検証は、40歳以上60歳未満の女性95名を対象に、以下の手順で行われました。


1.試験開始の2週間前から生トマトやトマト製品の摂取を制限
2.食塩無添加のトマトジュース200mlを1日2回朝夕、食前に8週間摂取
3.摂取開始前、摂取4週間後、摂取8週間後の3回、体組成、血圧、動脈硬化指数、安静時エネルギー消費量、更年期症状、血清脂質、血糖などを測定

結果として、変化が見られたのは以下の項目でした。
(数値は摂取開始前、摂取4週間後、摂取8週間後の平均値±標準偏差)

更年期の諸症状が改善したことに加え、もっとも注目すべきは、心拍数と安静時のエネルギー消費量が増加したこと。さらに血液中の中性脂肪値が高かった女性の数値が下がったことです。

安静時のエネルギー消費量とは、呼吸や体温調節など人が生命を維持するのに必要とする基礎的なエネルギー=「基礎代謝」のことです。つまり、トマトジュー スを一定量継続的に摂取すると「基礎代謝」が上がり、中性脂肪を低下させる効果がある、ということがこの試験結果から明らかになったわけです。

「13オキソODA」はトマトジュースにしか含まれない!?

『リコピンなどもそうですが、トマトの機能性成分は、私たちがふだん食べているトマトよりも、加工用トマトに多く含まれているんです。しかも、もし同じ量を摂取したとしても、トマトそのものよりジュースで摂取したほうが吸収効率がいいんですよ』と寺内准教授。

さらに今回、中性脂肪を下げるのに貢献したと思われる「13オキソODA」という成分は、トマトジュースにしか見い出されていません。

ジュースに使われる加工用トマトは、私たちがサラダなどで食べているものとは全く別品種であり、濃い赤色の果肉がギュッと詰まった、皮もぶ厚く硬いのが特徴です。

◆中性脂肪が下がって期待される健康上の効果とは?

がんのほかに日本人の死因として多いのは、脳卒中や心臓病といった血管や心臓の病気です。これらはおもに、動脈硬化によって引き起こされることがわかって います。動脈硬化とは、血液中に悪玉(LDL)コレステロールが増えることで、動脈壁にコレステロールが沈着し、血管が詰まったり硬くなったりする状態の ことです。しかし最近では、血液中の中性脂肪が高まることによっても、悪玉(LDL)コレステロールを超悪玉化させ、さらに動脈硬化を促進することがわ かってきました。そのほかにも、血糖値や血圧なども動脈硬化の危険因子となることがわかってきたのです。

そこで、動脈硬化を早期発見しよう、ということで生まれたのが、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」という概念です。メタボリックシンドロー ムの診断は国によって異なりますが、日本の場合は、腹囲の測定で内臓脂肪の蓄積を診断したうえで、「脂質異常」「糖代謝異常」「血圧が高め」といった危険 因子を、どれだけ抱えているかによって判定します。このうち「脂質異常」を判断する材料のひとつになっているのが、血液中の中性脂肪の値です。

なかには、体質や遺伝的に中性脂肪が高め、という人もいるそうですが、以前に比べて中性脂肪が増えた場合は、病気にかかるリスクが高まった状態とも考えられるのです。

もし「13オキソODA」があらゆる年代や性別の人にも効果があるとわかれば、メタボリックシンドロームや動脈硬化の抑制につながり、心臓や血管の病気を防ぐことが可能となるのです。

◆健康寿命を延ばす「食」の力に期待

『よく、人間は歳をとると病気にかかりやすくなる、と言われますが、そうではなくて、人間の健康は、生まれたときからずっと一本の線でつながっているんですよ』と寺内准教授は言います。
『若いときの生活・身体の状態が将来の自分を左右するので、今からできることをやっておくことは、非常に大切です。歳をとってからの薬や治療は、医療費的にも高額ですし、機能回復的にも難しくなってきますからね』と寺内准教授。

産婦人科でいうと、これまでは大きくわけて「お産」「不妊症治療」「女性特有のがん治療」の3つの診療領域が主でしたが、40代、50代のうちから閉経による心身の変化に備えよう、というのが4番目の診療領域として確立されつつある「女性のヘルスケア」なのだそうです。

こうした、まだ病気と診断される以前から予防する「先制医療」への取り組みは、さまざまな分野で行われ始めていますが、そこで予防策として注目されているのが、「食」の機能なのです。

今回のトマトジュースの研究は、『食』による健康維持を課題としている、日本デルモンテ株式会社およびキッコーマン株式会社の支援のもとで行われました。

寺内准教授の研究グループは、さらに幅広い年代でのトマトジュースの健康効果を確かめるため、北海道夕張郡の栗山町にて、20歳以上75歳未満の町民 200名以上を対象に、1年間、デルモンテのトマトジュースを飲み続けてもらう、という大々的な健康づくりプロジェクトを計画中だそうです(栗山町・有限 会社植物育種研究所との協働プロジェクト)。

こうした長期の試験では、多くの人が気になる「ダイエット効果」なども解明されるかもしれません。ますます、トマトジュースから目が離せなくなりそうですね。

 

●寺内公一(てらうち まさかず)医師プロフィール
1967年生まれ
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科「女性健康医学講座」准教授
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
日本女性医学学会認定 女性ヘルスケア専門医
日本女性心身医学会認定医

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150601-00000002-mocosuku-hlth&p=3

 

やはり、トマトジュースいいんだね(`・ω・´) すっぱいよ・・・

入院していた時に、食べていた病院食「脂質異常食」


 

7分粥・ひじき・お吸い物・魚のなんとか・ブロッコリー・・・(´;ω;`)ウッ…

大体、3分で食べてた・・・・。もう「飲み物」。 ずるずるって。

いつも、ひもじいおもいで・・・お腹減った・お腹減った・・・って。

悲惨(´;ω;`)

もう入院はこりごりです。お粥に塩をかけても駄目、醤油も駄目。

塩分の摂り過ぎとかで・・・。血圧も高いし、中性脂肪も多いとかで。


 

とんかつラーメン、美味しいおね(`;ω;´)



 

駄目!重症の糖尿病患者は駄目・・・

知ってる・・・。トマトジュースにしておくか・・・。

あっ! 体重が56kgになりました。身長179cmなので、あと10kg増量希望。

筋肉が欲しいな・・・。夏も近いし。


 



 

 

最後までご覧頂きまして、ありがとう御座いました。

 

 

 

 皆さんもご自愛ください。


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