昨夜、夜中に暑くて目覚めた。
睡眠薬がわりに本を読むことにした。
本を読み始めると、眠るのが早い。(寝つきが良い)
ベッドの傍に5~6冊、読みかけの本を重ねている。
その中に「文藝春秋」が2冊あった。3月特別号と9月特別号。
芥川賞受賞作が載っているので、それを目当てに買ったものだ。
芥川賞と直木賞は、発表があれば、ミーハーの私は関心を持つ。
そして芥川賞受賞作は読んでみようと毎回のように一応買う。
しかし、そのほとんどが私には難解すぎる。
なかなか読み進めることが出来ず、読み上げるまでに何日もかかる。
一度読んでも、その良さが分からず、また何日もかかって
読み返し、ああこういう意味だったのかと初めて分かったりする。
直近の芥川賞受賞作「むらさきのスカートの女」、
この本も例外ではなかった。
最初、本の中に全く入って行けなかった。2~3ページ読んで眠りに落ちた。
そうして日にちをかけて2回読み上げた。2度目は読むスピードが上がった。
今村夏子さんという方、一見おっとりしているように見えたが、すごく
緻密に練られた文を書く方だなあと思った。
そして昨夜手にしたのが今年の春の芥川賞受賞作「ニムロッド」
上田岳弘(うえだたかひろ)さん作。
これはどういう内容だったか?と読む前に考えてみたが全く内容が浮かんでこない。
読み始めたが、話の中に入って行けない。文が理解できない。
これは読む途中で挫折してしまった本のようだ。
目下、努力して三分の一くらい読み進めている。
私には芥川賞受賞作は難しすぎる。
こういう難しい小説を何作も読まなければいけない選考委員はさぞ大変だろうなと
要らぬ心配までしてしまうほどだ。
読書の秋、取りあえず、「ニムロッド」を何とか読み上げよう。