昨年、胃の検査をした病院から「料金を頂きすぎていました。
お返ししますので受け取りに来ていただけませんか」と連絡が来た。
それを思い出し今日大分市のその病院へ行った。
「受付ですぐ分かるようにしておきます」と言ってたが少し待たされた。
受付事務の若い女性が用紙を差し出し
「ここに名前を書いて下さい」と事務的に言った。
そして次にお金(3960円)を黙って差出し
『検査代頂き過ぎたため』と備考欄に書いた
領収書を、これまた黙って差し出した。
私は、この受付の女性が何か言うのを待った。
しかし、何も言わなかった。
奥ゆかしい人間なら黙って、その場を後にするかもしれない。
しかし、私は、黙って去ることができなかった。
「あのー、私は今日、診察に来て、今、あなたからおつりを貰ったというのでは
ないですよね。料金を請求しすぎていたというので臼杵からそれを受け取りに
ここまで来ました。私の立場にたって考えてみてください。
何か一言あっても良いのではないでしょうか?」
小さな声で言ったつもりだが他の事務の人たちが私の方を一斉に見た。
その女性は驚いたように立ち上がり
「すみませんでした」と頭を下げた。
病院には体調不良などで心身が万全でない人が行くことが多いと思う。
受付事務とはいえ、ただ事務的に仕事をこなすのではなく
相手の気持ちも推し量る対応ができると良いなと思う。
人に言えるほど自分がきちんとできているとは思えないが
自分に甘く他人に厳しいオバ(ア)サンは、つい一言二言、言ってしまった。
いじわるばあさんになりつつあるのか?
(ヒイラギの赤い実に、この冬まだヒヨドリの群れが来ない。
例年だと、もう無くなっている頃なのに・・・)